デジタル大辞泉
「勇」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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いさみ【勇】
- 〘 名詞 〙 ( 動詞「いさむ(勇)」の連用形の名詞化 )
- ① 勇ましい手柄。雄々しき武功。
- [初出の実例]「天皇、是に、将軍八綱田の功(イサミ)を美(ほ)めたまふて」(出典:日本書紀(720)垂仁五年一〇月(北野本訓))
- ② 勇んで物事にあたる気持。積極的に立ち向かう気持。勇気。気力。活気。はげみ。
- [初出の実例]「悲しびは余りありといへども、まねびつかうまつるいさみはなし」(出典:宇津保物語(970‐999頃)俊蔭)
- ③ ( 形動 ) 市井にて、侠気を売り物にし、威勢のよい言語や振舞をなすこと。また、そのさまやその人。勇み肌。
- [初出の実例]「顔ににきびのできてゐる勇(イサミ)な客人で」(出典:洒落本・部屋三味線(1789‐1801頃))
- 「ヘイ、私は大津の牛飼、独鈷(とっこ)の駄六と申まするいさみとやらでござりまする」(出典:歌舞伎・名歌徳三舛玉垣(1801)五立)
- ④ 酒。〔物類称呼(1775)〕
勇の語誌
( 1 )一八世紀後半頃より、特に江戸下町の侠気ある若者のことを「いさみ」あるいは「いさみ肌」というようになった。「滑・東海道中膝栗毛‐四」に「すこしいさみ肌のまき舌にて」とあるところから、いわゆる江戸訛りで話したものと思われ、刺青を施す者も多かった。
( 2 )江戸時代前期には肯定的にみられていたが、次第に、滑稽本で笑いの対象とされるなど、低くみられるようになる。類義語に、「いなせ(鯔背)」「きおい(競)」「きおいはだ(競肌)」「きゃん(侠)」などがある。
ゆう【勇】
- 〘 名詞 〙 ( 形動 )
- ① 物事をおそれず心が強いこと。力量がすぐれて勇ましいこと。また、その心。また、そのさま。勇気。
- [初出の実例]「此の五百の皇子の武く勇なるを得て」(出典:今昔物語集(1120頃か)五)
- [その他の文献]〔論語‐為政〕
- ② 程度のはなはだしいさま。
- [初出の実例]「礒部頼母とて勇(ユウ)に色ふかく春秋の花紅葉紅閨長時(とこしなへ)に」(出典:浮世草子・武道伝来記(1687)七)
いさま
し【勇】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「勇」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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