口の端に掛かる(読み)クチノハニカカル

デジタル大辞泉 「口の端に掛かる」の意味・読み・例文・類語

くちか・る

人々の話の種にされる。うわさされる。
徐々そろそろ人の―・るようになりましたものですから」〈二葉亭訳・めぐりあひ〉
[類語]話す語るしゃべるしゃべくる物言う口を利く伝える告げる言う述べる物語る打ち明ける明かす口外こうがいする他言たごんする言い出す言い掛ける言い始める言い話し込む話しかける発言する口に出す口にする口に上る口を開く口を切る説明する述懐する告白する吐く漏らす口走る抜かすほざくうそぶくおっしゃる仰せられるのたま申し上げる申し述べる申す言上ごんじょうする

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精選版 日本国語大辞典 「口の端に掛かる」の意味・読み・例文・類語

くち【口】 の 端(は)に掛(か)かる

  1. 人々の話の種にされる。うわさされる。口に掛かる。
    1. [初出の実例]「あはれてふ事こそ常のくちのはにかかるや人を思ふなるらん〈よみ人しらず〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)雑二・一一七九・詞書)

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