口に上る(読み)クチニノボル

デジタル大辞泉 「口に上る」の意味・読み・例文・類語

くちのぼ・る

うわさになる。話題になる。「世間の―・る」
[補説]「口にあがる」と読むのは誤り。
[類語]話す語るしゃべるしゃべくる物言う口を利く伝える告げる言う述べる物語る打ち明ける明かす口外こうがいする他言たごんする言い出す言い掛ける言い始める言い話し込む話しかける発言する口に出す口にする口の端に掛かる口を開く口を切る説明する述懐する告白する吐く漏らす口走る抜かすほざくうそぶくおっしゃる仰せられるのたま申し上げる申し述べる申す言上ごんじょうする

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精選版 日本国語大辞典 「口に上る」の意味・読み・例文・類語

くち【口】 に 上(のぼ)

  1. 話の種となる。うわさになる。話題になる。口の端(は)にのぼる。口に掛かる。
    1. [初出の実例]「苦しい世帯話は、未だ甞て一度も彼等の口(クチ)には上(ノボ)らなかった」(出典:門(1910)〈夏目漱石〉四)

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