言掛ける(読み)イイカケル

デジタル大辞泉 「言掛ける」の意味・読み・例文・類語

いい‐か・ける〔いひ‐〕【言(い)掛ける】

[動カ下一][文]いひか・く[カ下二]
言い出そうとする。話し始めて、途中でやめる。言いさしにする。「結論を―・けたまま別の話に転じてしまう」
言葉をかける。
悪口雑言を―・けられて」〈西周・百一新論〉
言いがかりをつける。
「少しも身に覚えのない事を―・けられ」〈円朝怪談牡丹灯籠
和歌連歌俳諧などで、一語に二つ以上の意味をもたせて使う。掛けことばを用いる。「『松』に『待つ』を―・ける」
[類語]話す語るしゃべるしゃべくる物言う口を利く伝える告げる言う述べる物語る打ち明ける明かす説明する述懐する告白する口外こうがいする他言たごんする言い出す言い始める言い話し込む話しかける発言する口に出す口にする口に上る口の端に掛かる口を開く口を切る吐く漏らす口走る抜かすほざくうそぶくおっしゃる仰せられるのたま申し上げる申し述べる申す言上ごんじょうする

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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