言出す(読み)イイダス

デジタル大辞泉 「言出す」の意味・読み・例文・類語

いい‐だ・す〔いひ‐〕【言(い)出す】

[動サ五(四)]
言い始める。口に出して言う。「赤ん坊片言を―・した」「突拍子もないことを―・す」
いちばん先に言う。「―・した人が責任をもつ」
[類語]言う話す語るしゃべる述べる発言する口を利く口に出す口にする吐く漏らす口走る抜かすほざくうそぶくしゃべくる物言う伝える告げる物語る打ち明ける明かす説明する述懐する告白する口外こうがいする他言たごんする言い掛ける言い始める言い話し込む話しかける口に上る口の端に掛かる口を開く口を切る申し述べる(尊敬)おっしゃる仰せられるのたま謙譲申し上げる申す言上ごんじょうする

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精選版 日本国語大辞典 「言出す」の意味・読み・例文・類語

いい‐だ・すいひ‥【言出】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙 言葉に出して言う。特に、他にさきがけて言い始める。
    1. [初出の実例]「どこからとも不知云出すぞ」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)五)
    2. 「砂を這ふ蕀の中の絡線(ぎす)の声〈沾圃〉 別を人がいひ出せば泣〈里圃〉」(出典:俳諧続猿蓑(1698)上)

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