口を開く(読み)クチヲヒラク

デジタル大辞泉 「口を開く」の意味・読み・例文・類語

くちひら・く

話しはじめる。「―・けば自慢話ばかりだ」
[類語]話す語るしゃべるしゃべくる物言う口を利く言う述べる打ち明ける明かす告白する口外こうがいする他言たごんする言い出す言い掛ける言い始める言い話し込む話しかける発言する口に出す口にする口に上る口の端に掛かる口を切る吐く漏らす口走る抜かすほざくうそぶくおっしゃる言上ごんじょうする伝える告げる物語る説明する述懐する仰せられるのたま申し上げる申し述べる申す

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精選版 日本国語大辞典 「口を開く」の意味・読み・例文・類語

くち【口】 を 開(あ)

  1. 口をきく。口をさしはさむ。口を出す。
    1. [初出の実例]「あまりつよく問はるるほどに、口(クチ)をあきはじめて云ほどに」(出典史記抄(1477)四)
    2. 「おとよの母も茲で一寸口をあく」(出典:春の潮(1908)〈伊藤左千夫〉一二)
  2. あきれる。呆然(ぼうぜん)とする。
    1. [初出の実例]「目なれぬ詩の体やと、口をあきてから、ふさぎかね」(出典:咄本・一休咄(1668)四)

くち【口】 を 開(ひら)

  1. 話しはじめる。しゃべりだす。
    1. [初出の実例]「口を開けば西洋文明の美を称し」(出典:学問のすゝめ(1872‐76)〈福沢諭吉〉一五)
  2. 仕事などを始める。
    1. [初出の実例]「まづ東都の梓工をかたらひて、編集一部の口をひらくと」(出典:俳諧・鶉衣(1727‐79)続)

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