他言(読み)タゴン

デジタル大辞泉 「他言」の意味・読み・例文・類語

た‐ごん【他言】

[名](スル)秘密などを他の人に話すこと。口外すること。たげん。「他言は無用」「他言されては困る」
[類語]口外公言話す語るしゃべる物言う口を利く伝える告げる言う述べる物語る打ち明ける明かす説明する述懐する告白する言い出す発言する口に出す口にする吐く漏らす口走る抜かすほざくうそぶくしゃべくる言い掛ける言い始める言い話し込む話しかける口に上る口の端に掛かる口を開く口を切るおっしゃる仰せられるのたま申し上げる申し述べる申す言上ごんじょうする

た‐げん【他言】

[名](スル)たごん(他言)

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精選版 日本国語大辞典 「他言」の意味・読み・例文・類語

た‐ごん【他言】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ごん」は「言」の呉音 ) 他人に話すこと。口外(こうがい)すること。たげん。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「右六十五伝は、墾望の人に、他言(タコン)すべからざる起請文をかかせ」(出典評判記色道大鏡(1678)二)

た‐げん【他言】

  1. 〘 名詞 〙たごん(他言)
    1. [初出の実例]「人に明かして悪いことなら、決して他言(タゲン)もしねえ」(出典:半七捕物帳(1925)〈岡本綺堂松茸)

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普及版 字通 「他言」の読み・字形・画数・意味

【他言】たげん・たごん

他にもらす。かげぐち。〔漢書、文帝紀〕(二年五月詔)今法に誹謗(ひばう)言(えうげん)の罪り。~以て大と爲す。其の他言するらば以て誹謗と爲す。

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