デジタル大辞泉
「回す」の意味・読み・例文・類語
もとお・す〔もとほす〕【▽回す/×廻す】
[動サ四]めぐらす。まわす。
「火をもちて其の野を―・し焼きき」〈記・上〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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まわ・すまはす【回・廻】
- 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
- ① 輪のようにまるく回転させる。〔観智院本名義抄(1241)〕
- [初出の実例]「わらはべのこまつぶりまはす時」(出典:名語記(1275)三)
- ② まわりをとり巻くようにする。周囲にめぐらす。
- [初出の実例]「屏風を立てまはして」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)九)
- ③ 広く行き渡らせる。すみずみまで及ぼす。
- [初出の実例]「いと急にのどめたる所おはせぬおとどの、おぼしもまはさずなりて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)賢木)
- ④ 順々に送り渡す。次から次へと送る。
- [初出の実例]「クヮイブン ヲ mauasu(マワス)」(出典:日葡辞書(1603‐04))
- ⑤ 人や物を必要とする場所へ動かし送る。また、使い道を変えて他に移す。
- [初出の実例]「それより車まはさせ給て」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開上)
- 「此留学費全体を投じて衣食住の方へ廻せば」(出典:倫敦消息(1901)〈夏目漱石〉二)
- ⑥ 金銭などを運用する。
- [初出の実例]「ぶけんなといへば、人の物にてまはすといへり」(出典:仮名草子・悔草(1647)中)
- ⑦ 謡曲で、一音のうちの母音をのばして、音に段をつけて謡う。〔わらんべ草(1660)〕
- ⑧ 自分の思うままに人を使う。
- [初出の実例]「あの女にまはさるる女郎、いとしやといへば」(出典:浮世草子・好色盛衰記(1688)五)
- ⑨ 人形をつかう。人形をあやつる。
- [初出の実例]「清水やうしろさまにも首を次 四条川原でまはす人形〈一徳〉」(出典:俳諧・鷹筑波(1638)二)
- ⑩ つけまわす。どこまでも跡をつける。
- [初出の実例]「彌七を廻しては抱たがる」(出典:談義本・艷道通鑑(1715)三)
- ⑪ 酒、醤油(しょうゆ)などを水増しする。
- [初出の実例]「頭からしほに、水をまはしたやうな物にて」(出典:黄表紙・八代目桃太郎(1784))
- ⑫ 酒などがからだに行きわたるようにする。
- [初出の実例]「此間久アしく止て居いしたから、直に廻(マハ)されまさアなヨ」(出典:人情本・閑情末摘花(1839‐41)初)
- ⑬ 江戸初期、遊里で、客が遊女を思うままに従わせること。
- [初出の実例]「金銀だにあれは、いかやうにまはすべきも、じゆうなりとおもひて」(出典:評判記・吉原すずめ(1667)見たての事)
- ⑭ ( 「気をまわす」の略 ) 心をめぐらす。邪推する。
- [初出の実例]「ヱヱ廻すは廻すは、どれおれが毒味してやろ」(出典:浄瑠璃・妹背山婦女庭訓(1771)道行)
もとお・すもとほす【回】
- 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 めぐらす。まわす。
- [初出の実例]「豊寿(とよほ)き 寿き母登本斯(モトホシ) 献り来し 御酒ぞ 残さず飲(を)せ ささ」(出典:古事記(712)中・歌謡)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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