デジタル大辞泉
「売」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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うり【売】
- 〘 名詞 〙
- ① 品物などを売ること。⇔買い。
- [初出の実例]「今日は此所の市で御ざる、定めてうりにいでぬ事は有まひ」(出典:虎明本狂言・牛博労(室町末‐近世初))
- ② 相場が下がるのを予想して売り方に回ること。やり。⇔買い。
- [初出の実例]「売りに廻ってよいやら買と出てよいやら」(出典:当世商人気質(1886)〈饗庭篁村〉三)
- ③ 店や品物、人などの看板となる点。売り物。セールスポイント。
うれ【売】
- 〘 名詞 〙 売れること。売れゆき。
- [初出の実例]「おもひつきはよき細工なれども是は売(ウレ)の遠き物也」(出典:浮世草子・西鶴織留(1694)二)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「売」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の売の言及
【隅田川続俤】より
…盗まれたお家の重宝鯉魚(りぎよ)の一軸を捜し求めて,吉田家の若君松若は,許嫁の野分姫を置いて江戸へ下り,要助と名を変えて永楽屋の手代となる。姫は
売(しのぶうり)に身をやつして若君を追ってくるが,要助は勘十郎の婿入りが決まっている娘お組と深い仲。また願人坊主の法界坊がお組に横恋慕。…
【双面】より
…常磐津節。通称《
売(しのぶうり)》。本名題《両顔月姿絵(ふたおもてつきのすがたえ)》。…
※「売」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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