山田城跡(読み)やまだじょうあと

国指定史跡ガイドの解説

やまだじょうあと【山田城跡】


沖縄県国頭(くにがみ)郡恩納(おんな)村山田にあるグスク(城)跡。沖縄本島西海岸に位置し、標高90mの琉球石灰岩台地上に築かれた平山のグスク跡で、三山時代には中山(ちゅうざん)勢力圏の北端に位置し、北山勢力圏との境界に配置された城である。琉球史上の三山統一期に、重要な役割を担う護佐丸(ごさまる)の最初の居城で、ここで生まれたともいう。尚巴志(しょうはし)による国家統一後、護佐丸が座喜味城(ざきみぐすく)に移る際、城壁の石も運ばれて廃城になったという伝承を残す。2008年(平成20)に国の史跡に指定された。城内からは、14世紀中ごろから15世紀初めのものと思われる中国産の青磁や貨幣、玉などを検出。護佐丸が築いた読谷(よみたん)村の座喜味城跡でも、山田城跡で発掘された出土品と同じ文様の土器が発掘されており、山田城から運んで使用していたと考えられる。城跡の西側崖地には護佐丸の先祖の墓があり、1740年(元文5)に建立された墓碑がある。那覇空港から車で約1時間10分。

出典 講談社国指定史跡ガイドについて 情報

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