コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

性ホルモン せいホルモン

7件 の用語解説(性ホルモンの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

性ホルモン
せいホルモン

「女性ホルモン男性ホルモン」のページをご覧ください。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

せい‐ホルモン【性ホルモン】

生殖腺から分泌されるステロイドホルモン雄性ホルモン雌性ホルモンとがあり、生殖器の発育、性徴の発現を促す。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

性ホルモン【せいホルモン】

生殖器系の発育および性徴の発現に影響を与えるホルモンの総称。主として生殖腺から分泌される。男性ホルモン雄性ホルモン)と女性ホルモン雌性ホルモン)に大別され,化学的にはいずれもステロイドホルモンに属する。
→関連項目声変りステロイド性徴

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

栄養・生化学辞典の解説

性ホルモン

 性ステロイドともいい,性腺が主として分泌するステロイドホルモン.男性ホルモン女性ホルモンといわれる.

出典|朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

せいホルモン【性ホルモン sex hormone】

主として性腺(生殖腺)から分泌され,生殖系の発達を促進・維持し,二次性徴の発現その他をもたらすホルモンの総称。発生初期には性腺の分化にも関係する。性ホルモンは雄性ホルモンまたは男性ホルモンと雌性ホルモンまたは女性ホルモンに二大別されるが,いずれもステロイドホルモンである。近年,生体内には存在しないが,性ホルモンと同じ作用をもつ合成物質がいくつも作り出されており,これらを含めた総称として性ホルモン物質sexogenという言葉が用いられる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

せいホルモン【性ホルモン】

脊椎動物の生殖腺から分泌されるステロイド-ホルモン。生殖器の発育・機能維持、第二次性徴の発現、発情などに関係する。雄性ホルモンと雌性ホルモンがあり、その分泌は下垂体の性腺刺激ホルモンにより調節される。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

性ホルモン
せいほるもん

雌雄の生殖腺(せん)から分泌され、生殖器の発育を促し、その機能を維持し、さらに雌雄の性徴を発現させるホルモンをいう。性ホルモンには雌性ホルモン(女性ホルモン)である卵胞ホルモン(発情ホルモンestrogens)および黄体ホルモン(gestagens、progestins)と、雄性ホルモン(男性ホルモンandrogens)がある。性ホルモンは脊椎(せきつい)動物だけにみられ、無脊椎動物では生殖腺から分泌される性ホルモンは知られていない。ただし、下等生物の真菌類や藻類で、造精器や造卵器などから分泌される物質を広い意味で性ホルモンという場合もある。雄(男性)では精巣中の間細胞からテストステロンが、雌(女性)では卵巣中の卵胞からエストラジオール、エストランが、黄体や胎盤からプロゲステロンが分泌される。副腎(ふくじん)皮質からも性ホルモンの作用をもつ物質が分泌される。また発生の途上、雌雄の性ホルモンのバランスで性が決まる例も知られている。性ホルモンは大部分がステロイド系の物質であるが、天然には存在しない合成ステロイドや、ステロイドと関係のない化学物質でも似たような作用を示すものが多く知られている。雌雄の性ホルモンの分泌は、ともに下垂体由来の生殖腺刺激ホルモンによって調節されており、性周期や妊娠期間が一定になるようにできている。[菊池韶彦・小泉惠子]

雄性(男性)ホルモン

炭素数19個のステロイド化合物で、精巣(睾丸(こうがん))中の間細胞から分泌される。下垂体前葉から分泌されるペプチド性の間細胞刺激ホルモンの支配を受けている。雄性ホルモン(男性ホルモン)は雄性生殖器の発育と雄の性徴の発現を行っており、ホルモンの効果判定にはニワトリのとさかの発育度が使われた。このほか、組織や細胞でタンパク質の合成を盛んにする作用があり、尿中への窒素の排出量が減り、体重の増加や骨格筋の発達がみられる。雄性ホルモンの主成分は精巣から分泌されるテストステロンで、その代謝産物のアンドロステロンや副腎皮質ホルモンのアドレノステロンも雄性ホルモンとしての作用をもっている。
 精巣は黄体ホルモンおよび卵胞刺激ホルモンの刺激によりコレステロールからテストステロンを合成する。また、副腎皮質由来のアンドロステンジオンを取り込みテストステロンを産生する。脂溶性のテストステロンは標的細胞膜を通過して細胞質のアンドロゲン受容体に結合した後に核内に移行して標的遺伝子の転写を促進する。[菊池韶彦・小泉惠子]

雌性(女性)ホルモン

雌性ホルモン(女性ホルモン)には卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種があり、それぞれ下垂体前葉に由来するポリペプチド性の卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモンの作用により、卵巣中の卵胞や黄体から分泌される。黄体形成ホルモンは、前述の間細胞刺激ホルモンと同一物質である。卵胞ホルモンは炭素数18個のステロイド化合物で、エストロン、エストラジオール、エストリオールなどがある。これらは雌性(女性)性器系統を発育させ、かつ二次性徴の発達、月経周期における子宮内膜層の増殖を促す。黄体ホルモンは炭素数21個のステロイド化合物で、プロゲステロンが代表的な例である。このホルモンは子宮に妊娠準備状態を誘導する機能をもつ。これらの2種の雌性ホルモン(女性ホルモン)と、その分泌を促す2種の生殖腺刺激ホルモンが互いに協調あるいは拮抗(きっこう)することにより、一定した性周期や妊娠期間が維持されている。[菊池韶彦・小泉惠子]

性周期

性周期(月経周期)は卵巣内で卵胞が成熟することから始まる。下垂体の卵胞刺激ホルモンは卵胞に作用して卵胞の成熟を促進し、卵胞ホルモンを分泌させる。卵胞ホルモンは子宮の内壁を肥厚させ、子宮の働きを活発にし、同時に下垂体に作用して黄体形成ホルモンの分泌を促す。成熟した卵胞は壊れて卵を排出し、黄体となる。この黄体に下垂体から分泌された黄体形成ホルモンが作用し、黄体は発育して黄体ホルモンを分泌する。一方、黄体ホルモンは卵胞ホルモンと協同作用をして子宮の内壁を維持し、受精卵が着床しやすいように準備する。また、下垂体に作用して卵胞刺激ホルモンの分泌を抑制し、黄体のあるうちに次の卵胞が成熟するのを防ぐ。受精卵が子宮に着床せず、妊娠が成立しない場合には黄体がしだいに萎縮(いしゅく)し、発達した子宮壁は崩壊して月経となって排出される。黄体が消滅して黄体ホルモンの分泌が止まると、ふたたび下垂体の卵胞刺激ホルモンが作用し始め、新しい卵胞が形成されて次の性周期が始まる。ヒトの場合は、この一周期がだいたい28日である。[菊池韶彦・小泉惠子]

妊娠中の性ホルモンの作用

受精卵が子宮壁に着床して妊娠が成立すると、黄体は妊娠黄体となって妊娠終了まで維持され、盛んに黄体ホルモンを分泌する。黄体ホルモンは卵胞ホルモンとは拮抗的に働き、子宮の生理作用を抑え、下垂体の生殖腺刺激ホルモンの分泌を抑制する。妊娠の後期には、黄体ホルモンと卵胞ホルモンは下垂体前葉の乳汁分泌ホルモンとともに働き、乳腺の発達および乳汁の分泌を促す。なお妊娠中には、黄体ばかりでなく胎盤からも黄体ホルモンが分泌され、妊娠の維持がいっそう完璧(かんぺき)となる。[菊池韶彦・小泉惠子]
『第14回「大学と科学」公開シンポジウム組織委員会編『ステロイドホルモンと脳科学――性・ストレス・脳をめぐって』(2000・クバプロ) ▽井沢鉄也編著『運動とホルモン――液性因子による調節と適応』(2001・ナップ) ▽江口保暢著『ホルモン発達のなぞ――環境ホルモンを理解する近道』(2002・医歯薬出版) ▽鬼頭昭三著『脳を活性化する性ホルモン――記憶・学習と性ホルモンの意外な関係』(2003・講談社) ▽植松俊彦他編『シンプル薬理学』改訂版(2004・南江堂) ▽田中千賀子他編『NEW薬理学』(2007・南江堂)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の性ホルモンの言及

【性】より

…したがって,性分化の各段階がそのまま進めば基本型の女性となるが,各段階に男性化の〈力〉が加わると基本型からそれて男性になるという原理になっているのである。 ヒトでは,男性化の第1の力はY染色体であり,第2の力はY染色体の誘導のもとに発生した睾丸(こうがん)から分泌される男性ホルモンである。そしてほとんどの男性化作用をとりしきるのは男性ホルモンであるといって過言ではない。…

【性欲】より

…視床下部の中枢はなんらかの刺激によってインパルスを出し,それを大脳辺縁系が受けて,性欲や食欲,飲水欲などそれぞれの動因を形成するのである。 性欲の場合,中枢を刺激する最大の因子はいうまでもなく,性ホルモンである。このことは,性ホルモン分泌上昇の著しい思春期や,睾丸(こうがん)機能が低下する類宦官症(るいかんがんしよう)に男性ホルモンを投与したとき,性欲亢進がみられることでも明らかである。…

※「性ホルモン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

性ホルモンの関連キーワード性腺黄体刺激ホルモンゴナドトロピン生殖腺生殖腺刺激ホルモン生殖上皮生殖腺切除性腺刺激ホルモン放出ホルモン性腺摘出リー‐ブート効果

今日のキーワード

信長協奏曲(コンツェルト)

石井あゆみによる漫画作品。戦国時代にタイムスリップした現代の高校生が病弱な織田信長の身代わりとして生きていく姿を描く。『ゲッサン』2009年第1号から連載開始。小学館ゲッサン少年サンデーコミックス既刊...

続きを読む

コトバンク for iPhone

性ホルモンの関連情報