本誓寺(読み)ほんせいじ

世界大百科事典 第2版の解説

ほんせいじ【本誓寺】

新潟県上越市寺町にある真宗大谷派の寺。山号は笠原山。親鸞の門弟布川の教念が下総開創し,7世性順の代に信州に移り笠原本誓寺と呼ばれた。関東の善性系教団が信濃に展開したいわゆる磯部六ヵ寺の一つ。1558年(永禄1)上杉氏の要請によって春日山城下に移った。《本誓寺記》には,これ以前,1553年(天文22)に上杉謙信上洛の路次保証を求めて10世超賢を加賀に遣わしたことや,石山合戦に際しては多量の人員や兵糧などを本願寺に送ったことがみえる。

ほんせいじ【本誓寺】

石川県松任市にある真宗大谷派の寺。山号は坂本山。松任本誓寺と通称する。寺伝によれば,養老年中(717‐724)泰澄が開創,当初は天台宗に属し白山末社の神宮寺であったといわれる。開基を円政といい,越後へ赴く途中の親鸞に帰依して改宗したと伝える。一向一揆の初期には江沼郡山田の光教寺と関係があったようで,蓮如が光教寺に下した七高祖像を伝える。1531年(享禄4)に起こった享禄錯乱(加賀一向一揆)では光教寺などとともに戦い追放処分を受けたが,その後,松任城主鏑木頼信を迎えて住職とし,越前和田本覚寺の下で行動している。

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精選版 日本国語大辞典の解説

ほんせい‐じ【本誓寺】

[一] 大阪市天王寺区生玉前町にある浄土宗の寺。大阪三十三所の第一八番札所。
[二] 東京都江東区清澄にある浄土宗の寺。山号は当知山。文亀元年(一五〇一)酉冏(ゆうげい)が小田原に開創。文祿四年(一五九五)江戸八重洲河岸、慶長一〇年(一六〇五)日本橋馬喰町に移り、韓使客舎にあてられた。天和三年(一六八三)現在地に移る。村田春海の墓がある。

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