森吉山(読み)もりよしざん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

森吉山
もりよしざん

秋田県中北部にある火山。標高 1454m。北秋田市南東部,八幡平 (1613m) 西方に位置し,楯状火山型のなだらかな火山で,那須火山帯出羽山地に属する。森吉山を中心とする一帯は森吉山県立自然公園に指定されている。

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百科事典マイペディアの解説

森吉山【もりよしざん】

秋田県北部,森吉町と阿仁町(2町とも現・北秋田市)の境にある山。外輪山の檜葉倉山,前岳,石森に囲まれた複式火山中央火口丘で,安山岩,玄武岩からなり,標高1454m。山頂部の湿地にヒナザクラが群生。森吉神社があり信仰登山が行われる。
→関連項目森吉[町]

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世界大百科事典 第2版の解説

もりよしざん【森吉山】

秋田県中部の複式火山。〈もりよしやま〉ともいう。標高1454m。中央部に直径約3kmのカルデラを有し,南側に中央火口丘の向(むかい)岳が噴出し,カルデラ内はその溶岩で埋積されている。火口縁西部に前岳(1308m),一ノ腰(1265m)があり,東部に側火山のヒバクラ岳(1326m),立(りゆう)が森(1031m)がある。外輪山外側は緩傾斜で,北西部は火口瀬の連瀬沢,南東部は打当内(うつとうない)沢による浸食が進むが,全体的には山体の開析は緩慢である。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔秋田県〕森吉山(もりよしざん)


森吉山(もりよしやま)

〔秋田県〕森吉山(もりよしやま)


秋田県中部、奥羽(おうう)山脈と太平(たいへい)山地の中間に噴出した複式成層火山の総称。標高1454m。前(まえ)岳・石森(いしもり)・一ノ腰(いちこ)・ヒバクラ岳などが連なる外輪山の中に中央火口丘の向(むかい)岳が噴出。古くから信仰の対象とされ、外輪山の西部に森吉神社が鎮座。山腹一帯にブナの原生林が残る。南西側山腹に阿仁スキー場がある。「もりよしざん」とも読む。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

森吉山
もりよしざん

秋田県中北部、北秋田市の森吉地区と阿仁(あに)地区の境界にある山。標高1454メートル。出羽(でわ)山地北部に位置する楯状(たてじょう)火山。頂上に直径約3キロメートルのカルデラがある。第一次旧火口は馬蹄(ばてい)形に北方に開き、連瀬(れんぜ)沢の火口瀬が北流する。標高1100メートル以上はアオモリトドマツ、山麓(さんろく)一帯はブナの原生林が多い。森吉山県立自然公園に指定され、県の名勝・天然記念物の「小又(こまた)峡」や国指定天然記念物「桃洞(とうどう)・佐渡の杉原生林」があり、1975年(昭和50)にはクマゲラの生息が確認された。登山コースは秋田内陸縦貫鉄道阿仁前田駅からバスと徒歩による4時間行程などがある。また、阿仁ゴンドラを利用して山頂に至るコースもある。2004年(平成16)には貴重な野生鳥獣の環境保全を目的とした森吉山野生鳥獣センターが開館した。
 なお、阿仁地区の住民は古来この山を深く信仰し、旧暦4月8日には大ぜいで登山しモロビ(アオモリトドマツ)を持ち帰り、親族か知己に配る風習がある。山や鉱山に入るときモロビを焼いて災難除(よ)けとする。[宮崎禮次郎]

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