(読み)だん

精選版 日本国語大辞典 「檀」の意味・読み・例文・類語

だん【檀】

〘名〙 (dāna 檀那の略) 仏語。布施すること。
雑談集(1305)一「六度三学は開合の異也。檀(ダン)は諸度の始、施に六度を接し、群生を利す」

だん【檀】

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デジタル大辞泉 「檀」の意味・読み・例文・類語

だん【檀】[漢字項目]

人名用漢字] [音]ダン(呉) タン(漢) [訓]まゆみ
〈ダン〉
香木の名。「檀香栴檀せんだん白檀びゃくだん
ニシキギ科落葉樹の名。マユミ。「檀紙
梵語の音訳字。布施。「檀家檀那
〈タン〉木の名。「黒檀紫檀

ま‐ゆみ【×檀/真弓】

ニシキギ科の落葉低木。山野に生え、葉は楕円形で、対生。雌雄異株初夏、緑白色の小花が集まって咲き、果実はほぼ四角形で、熟すと四つに裂けて赤い種子が現れる。古くは材で弓を作った。やまにしきぎ。かわくまつづら。 花=夏 実=秋》
(「檀弓」とも書く)マユミの木で作った弓。
かさねの色目の名。表は蘇芳すおう、裏は黄。多く秋に用いる。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「檀」の解説

檀 (マユミ)

学名Euonymus sieboldianus
植物。ニシキギ科の落葉低木・小高木,園芸植物

檀 (タマツバキ)

植物。モクセイ科の常緑低木,園芸植物,薬用植物ネズミモチの別称

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