デジタル大辞泉
「殻」の意味・読み・例文・類語
から【殻/▽骸】
《「空」と同語源》
1 動物のからだや植物の実・種子をおおう堅いもの。「卵の―」
2 動物や昆虫が脱皮したあとの外皮。ぬけがら。「セミの―」「もぬけの―」
3 主要な部分や中身がなくなって用済みになったもの。「弁当の―」「茶―」
4 外界から自己を守る外壁。その外壁に守られた世界。「―に閉じこもる」「古い―を打ち破る」
5 「おから」に同じ。
6 (骸)魂のぬけたからだ。なきがら。
「―は気疎き山の中に納めて」〈徒然・三〇〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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から【殻・骸】
- 〘 名詞 〙 ( 「から(空)」と同語源 )
- ① 貝などの動物や、草木の実などの外部をおおっている固いもの。中身を取り去ったあとに残る固い皮。「卵のから」
- [初出の実例]「貝の柄を取て海の水を汲むと誓ふ心の実となるに」(出典:観智院本三宝絵(984)上)
- 「豆のからを焚きて」(出典:徒然草(1331頃)六九)
- ② 比喩的に用いて、自分の世界を守る外壁やその世界をいう。「からを守る」
- [初出の実例]「自分一(ひと)りの殻を護って」(出典:大道無門(1926)〈里見弴〉影法師)
- ③ 動物や昆虫などが脱皮したあとに残る皮。もぬけのから。ぬけがら。
- [初出の実例]「空蝉(うつせみ)はからを見つつもなぐさめつ深草の山けぶりだに立て〈勝延〉」(出典:古今和歌集(905‐914)哀傷・八三一)
- ④ ( 骸 ) 魂が抜け去ったあとに残る肉体。なきがら。むくろ。死骸。
- [初出の実例]「かけりても何をかたまのきても見んからは焔となりにしものを〈藤原勝臣〉」(出典:古今和歌集(905‐914)物名・一一〇二)
- ⑤ ( 骸 ) からだの大きさ。体格。からだつき。また、人の外見全体をいう。
- [初出の実例]「孔子のなりからが陽虎に似たぞ」(出典:玉塵抄(1563)一四)
- ⑥ 中身がなくなって、用済みになった入れ物。
- [初出の実例]「菓子杉重(すぎぢう)のからまでも取集て」(出典:浮世草子・好色一代女(1686)四)
- ⑦ ( かなで書かれることが多い ) 豆腐を作る際に出るかす。おから。きらず。
- [初出の実例]「食物は、こんにゃく。から。ぼうだら」(出典:洒落本・六丁一里(1782)少年国)
かく【殻】
- 〘 名詞 〙 物の表面をおおう、堅いから。外皮。貝殻。甲殻、皮殻、地殻、卵殻など。〔色葉字類抄(1177‐81)〕〔玉篇〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「殻」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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殻
かく
shell
球形タンクなどの容器類の構造にみられるもので,板厚の中央を通る中央面が曲面をなし,曲面の曲率半径および面内寸法に比べて板の厚さが著しく小さいものをいう。曲面板,シェルともいう。平板よりも解析が難しく,一般には簡易化の程度に応じて次のいずれかの理論を適用する。(1) 膜理論 板の曲げモーメントと横剪断力を無視し,板の面内の応力のみを考える。(2) 曲げ理論 板の面内応力と曲げ応力を同程度に考慮する。(3) 伸びなし理論 曲げに対する抵抗のみを取り扱う。変形しても,板の中央面は伸縮しないことに由来して名づけられている。(→シェル構造)
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の殻の言及
【原子】より
…これを周期律と呼ぶ。周期表で同族の原子は外殻の構造が似ており,そのために類似した化学的性質を示すのである。同位体は周期表では同じ位置におかれる。…
※「殻」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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