畳み掛ける(読み)タタミカケル

デジタル大辞泉 「畳み掛ける」の意味・読み・例文・類語

たたみ‐か・ける【畳み掛ける】

[動カ下一][文]たたみか・く[カ下二]
相手余裕を与えないように、立て続けに行う。「―・けて質問する」
たたもうとする。たたみ始める。「洗濯物を―・けてやめる」
[類語]働き掛ける仕掛ける持ちかける仕向ける仕組む引き続き綿綿縷縷続続延延長長脈脈続けざま立て続けぶっ続け連綿次次相次いでじゃんじゃんどしどしきびすを接する芋蔓式引きも切らず引っ切り無し我も我も矢継ぎ早しょっちゅうのべつ不断常に絶えず終始始終ずっと日夜夜昼明け暮れ明けても暮れても寝ても覚めても朝な夕な昼夜をおかず昼夜を分かたず夜を日に継ぐずるずるべったりのべつ幕無し

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精選版 日本国語大辞典 「畳み掛ける」の意味・読み・例文・類語

たたみ‐か・ける【畳掛】

  1. 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]たたみか・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙 あることを続けざまに行なう。相手に余裕を与えず、やつぎばやに働きかける。現代では、反論の余裕を与えずに、次々と言いたいことを言う場合にいう。たたみこむ。たたみつける。
    1. [初出の実例]「則脉取処、非霍乱之心には中風心と覚たり。夕部薬たたみかけて可之」(出典多聞院日記‐天正一八年(1590)八月一五日)
    2. 「『玉…玉…玉何だ』と畳みかけて尋問する」(出典:湯島詣(1899)〈泉鏡花〉五〇)

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