脈脈(読み)ミャクミャク

デジタル大辞泉 「脈脈」の意味・読み・例文・類語

みゃく‐みゃく【脈脈】

[ト・タル][文][形動タリ]長く続いて絶えないさま。また、力強く活動を続けているさま。「民族の伝統が脈脈と息づいている」
[類語]引き続き綿綿縷縷続続延延長長続けざま立て続けぶっ続け連綿次次相次いでじゃんじゃんどしどしきびすを接する芋蔓式引きも切らず引っ切り無し我も我も矢継ぎ早畳み掛けるしょっちゅうのべつ不断常に絶えず終始始終ずっと日夜夜昼明け暮れ明けても暮れても寝ても覚めても朝な夕な昼夜をおかず昼夜を分かたず夜を日に継ぐずるずるべったりのべつ幕無し元元元来本来大体どだい自体そもそも元より根っから何等なんら全然全く一向さっぱりまるきりまるで今まで従来年来旧来これまで在来従前古来かねがねかねて常常つねづね間断かんだん前前まえまえ生まれつき生来

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精選版 日本国語大辞典 「脈脈」の意味・読み・例文・類語

みゃく‐みゃく【脈脈】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. 長く続いて途絶えないさま。また、絶えず力強く感じられるさま。
    1. [初出の実例]「春風如意 脈脈送香来」(出典:春草堂詩鈔(1833)五・梅花)
    2. 「脈々と伝え来たこの技術で」(出典:畜生塚(1970)〈秦恒平〉三)
  3. 互いにじっと見つめるさま。また、心に情を含みながら動作には表わさないさま。〔古詩十九首‐其十〕

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普及版 字通 「脈脈」の読み・字形・画数・意味

【脈脈】みやくみやく

外にみえず、ひそかにうちつづくさま。〔文選、古詩十九首、十〕河(天の河)くして且つ淺し 相ひ去ること復(ま)た許(いくばく)ぞ 盈盈(えいえい)たる(水の流れるさま)、一水 として、語ることを得ず

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