舞阪(読み)マイサカ

デジタル大辞泉 「舞阪」の意味・読み・例文・類語

まいさか〔まひさか〕【舞阪】

静岡県浜松市の地名。旧町名。浜名湖口の東岸に位置し、もと東海道宿場町。ウナギの養殖が盛ん。弁天島があり、観光地

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精選版 日本国語大辞典 「舞阪」の意味・読み・例文・類語

まいさかまひさか【舞阪】

  1. 静岡県浜松市の地名。浜名湖湖口の東岸にある。江戸時代対岸新居宿への渡船場があり、東海道五十三次の浜松と新居との間の宿駅として栄えた。スッポン・ウナギなどの養殖がさかん。弁天島がある。

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百科事典マイペディア 「舞阪」の意味・わかりやすい解説

舞阪[町]【まいさか】

静岡県浜名郡,浜名湖東岸に位置する旧町。主集落は東海道の渡船場,宿場町として発達,東海道本線,国道1号線が通じる。弁天島があり,海水浴場,観光地として有名。ウナギ・スッポン養殖が盛んで,アサリノリカキを特産する。水産加工,楽器製造も行われる。2005年7月天竜市,浜北市,周智郡春野町,磐田郡佐久間町,水窪町,龍山村,浜名郡雄踏町,引佐郡細江町,引佐町,三ヶ日町と浜松市へ編入。4.63km2。1万1673人(2003)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「舞阪」の意味・わかりやすい解説

舞阪
まいさか

静岡県浜名郡にあった旧町名(舞阪町(ちょう))。現在は浜松市南西部を占め、西区の南部を形成する地域。旧舞阪町は、浜名湖東岸に位置し、遠州灘に臨む漁業と観光の町で、1889年(明治22)町制施行。2005年(平成17)周辺10市町村とともに浜松市と合併。JR東海道本線、国道1号、同浜名バイパスが東西に通じる。地域は天竜川の漂砂によって形成された沖積層からなる海抜2メートル前後の平坦(へいたん)地。中世、舞沢と称され、江戸時代は東海道五十三次の宿場町。1498年(明応7)の大津波で舞沢以西の集落は海底に没し、残った36戸が現在の舞阪町の直接的な起源と伝える。このとき今切口ができ、海水浴、潮干狩、温泉など観光の中心地弁天島は小高い砂丘が離れ島として残ったもの。早生(わせ)スイカ、タマネギ、ネギなどを栽培。ウナギ、スッポン養殖は全国的に有名で、舞阪港はシラス漁業の基地である。

[川崎文昭]

『『舞阪町史』全13巻(1970~1999・舞阪町)』


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「舞阪」の意味・わかりやすい解説

舞阪
まいさか

静岡県西部,浜松市南部の旧町域。浜名湖遠州灘の間に位置する。 1889年町制。 2005年浜松市に編入。 2007年政令指定都市化に伴い西区の一部となった。漂砂によって地形が変化するところから廻沢 (まわさわ) ,舞沢 (まいさわ) などと呼ばれていた。江戸時代には東海道の宿場町,海上 4kmを船によって新居宿と連絡する渡船場として繁栄。現在は浜名バイパスの浜名大橋で通じる。ウナギ,スッポン,カキ,ノリ,エビなどの湖内養殖が行なわれる。 1960年以来,浜松から楽器製造の大工場が進出した。弁天島には景勝地および弁天島温泉があり,一部は浜名湖県立自然公園に属する。

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改訂新版 世界大百科事典 「舞阪」の意味・わかりやすい解説

舞阪 (まいさか)

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