(読み)ケイ

デジタル大辞泉 「警」の意味・読み・例文・類語

けい【警】[漢字項目]

[音]ケイ(漢) キョウ(キャウ)(呉) [訓]いましめる
学習漢字]6年
注意を与え、身を引き締めさせる。非常の事態に備える。「警戒警告警察警笛警備警報自警夜警
油断がなくすばやい。「警抜奇警
「警察」「警察官」の略。「県警婦警
難読警策きょうざく警蹕けいひつ

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精選版 日本国語大辞典 「警」の意味・読み・例文・類語

けい【警】

  1. 〘 名詞 〙
  2. いましめること。用心すること。警戒。また、警戒を要するような状況
    1. [初出の実例]「信長聞警、単騎赴援」(出典日本外史(1827)一三)
    2. [その他の文献]〔元史‐愛薛伝〕
  3. 天皇貴人出入に、さきばらいが声を出して、人々に知らせ注意を与えること。さきばらい。警蹕(けいひつ)
    1. [初出の実例]「宸儀初見、執仗者倶称警」(出典:内裏式(833)元正受群臣朝賀式)
    2. [その他の文献]〔漢書‐文三王伝・梁孝王武〕

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普及版 字通 「警」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 19画

(旧字)
20画

[字音] ケイ・キョウ(キャウ)
[字訓] いましめる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(敬)(けい)。は祝して神に祈るもの((けい))を殴(う)って、これを(いまし)める意。〔説文〕三上に「戒むるなり」とあり、敬の亦声とする。金文に「戒」という語があり、祈ってめることを警という。

[訓義]
1. いましめる、神にいのりいましめる。
2. さとす、とがめる、しらせる、神意によってしらせる。
3. おそれる、つつしむ、そなえる、めざめる。
4. 驚と通じ、おどろく。

[古辞書の訓]
名義抄 ススム・メヅラシ・ナイガシロ・ツツシム・カタシ・オゴカス・イマシム・オドロカス/ ツツシム・イマシム・イヤシム

[語系]
)・(驚)kiengは同声。は羌人を犠牲として神に祈る呪儀。これらの字は、もと神意に関して用いるものであった。

[熟語]
警穎・警衛・警戒・警角・警覚警黠・警急・警句警懼・警慧警警警固・警鼓・警悟・警語・警護・警告・警策・警察・警事警守・警巡・警鐘警捷・警世・警省警醒警柝・警勅・警飭・警枕・警・警笛・警発・警抜・警備・警蹕・警弁・警夜警邏・警励
[下接語]
奇警・機警・軍警・警・告警・自警・巡警・清警・聡警・天警・備警・敏警・辺警・烽警・夜警

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