デジタル大辞泉
「辛」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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か‐の‐と【辛】
- 〘 名詞 〙 ( 「金(かね)の弟(おと)」の意 ) 十干の第八番目。五行説(ごぎょうせつ)によって、庚、辛に五行の金を配したもの。
- [初出の実例]「かのと 人つまにわがのとふたつ思ふにはなれにし袖ぞあはれなりける」(出典:曾丹集(11C初か))
- 「辛(カノト)壬(みつへ)癸(みつと)すぎて甲(きのへの)日に始むる程にぞ」(出典:土井本周易抄(1477)二)
からく【辛】
- 〘 副詞 〙 ( 形容詞「からい」の連用形から )
- ① (苦しくつらいほど)一心に。必死に。
- [初出の実例]「多奈川といふところをわたる。からくいそぎて、和泉の灘といふところにいたりぬ」(出典:土左日記(935頃)承平五年一月三〇日)
- ② ( 苦しくつらい思いをして不可能に思われたことが成立する意から ) やっとのことで。ようやく。
- [初出の実例]「ふなぎみのからくひねりいだして、よしとおもへることを」(出典:土左日記(935頃)承平五年二月一日)
しん【辛】
- 〘 名詞 〙
- ① 十干の第八位。五行に配当すると金にあたり、また陰数であるところから、日本ではかのと(金弟)と称する。〔白虎通‐五行〕
- ② からいこと。からさ。
- [初出の実例]「辛醎苦甘みな苦なり」(出典:十善法語(1775)八)
- ③ つらく苦しいこと。心が痛みうずくこと。つらさ。苦しさ。
つらま
し【辛】
- 〘 形容詞シク活用 〙 つらく思われる。耐えがたい。
- [初出の実例]「いやましき客人にていとどつらましく」(出典:洒落本・二筋道後篇廓の癖(1799)二)
から【辛・苛・鹹】
- 〘 造語要素 〙 ( 形容詞「からい(辛)」の語幹 ) からいの意を表わす。「からしお」「からさけ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「辛」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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辛
十干の一つ。五行の金行のうち、陰の金をあらわす。自然界では、加工された金属製品、砂金・珠玉に例えられる。洗練されて華やかな性質がある。
辛
十干の一つ。五行の金行のうち、陰の金をあらわす。自然界では、加工された金属製品、砂金・珠玉に例えられる。洗練された華やかな性質がある。
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