(し)を正字とし、「小
(ふ)(阜)なり」と訓し、その象形とするが、
は師の初文で
(し)肉の象。大臠の肉の折れ重なる形。また
は神の陟降する神梯の象で、陟降の字はもと
に従う形であった。〔説文〕に
を堆の初文とするのは誤りである。
i、
tu
nは声義近く、堆は聚土、
(とん)は平地に堆土のあるところをいう。隹(すい)・敦(たい)に特別の意味がないとすれば、両者はもと擬声的な語であろう。
▶・堆盈▶・堆
▶・堆埼▶・堆沙▶・堆愁▶・堆石▶・堆積▶・堆雪▶・堆阜▶・堆累▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
比較的浅い海底の高まりで,海上航行には十分な深さを有するもの。バンクともいう。海底物質は岩でも堆積物でもよい。普通は大陸棚にある浅所に用い,さらに沖合にある約200m以深の孤立した高まりは海山または海丘と呼ぶが,厳密な定義はない。大洋中の200m以浅の高まりを大洋堆ということがある。堆では湧昇流がおこりやすく好漁場となるので,古くから漁民によって呼名がつけられている。日本の海図ではこうした慣習名を図載している。すなわち出シ,グリ,ソワイ,ゾワイ,ソワ,曾根,バエ(碆),ハエ,シ(沚),岩,石,根,瀬,ビラシ,ツガイ(喰合),アサリ,モ(藻),モタレ,ヤマ(山),イソ(磯),場などの異称がある。
執筆者:佐藤 任弘
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
bank
航海に危険を生ずることはないが,比較的浅い多少平坦な頂を有する海底の隆起部。その成因は火山性・構造性,あるいは沈水サンゴ礁の三つの場合がある。火山性の堆は海底火山や海食・沈降・爆発によって海面下に没した火山島であり,構造性の堆は地塁・傾動地塊あるいはドーム状の隆起部をなし,構造線に支配されて配列する。日本海には構造性の堆が発達し,日本島弧にほぼ平行に配列する。堆の頂部はその付近の陸棚の深さに切頭されている場合が多く,そのような所では多数の円礫や粗砂があり,海流の衝撃によって海水が攪乱されるため,石灰質堆積物が多く,好漁場になっている。
執筆者:茂木 昭夫
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
大陸棚の上にある孤立した高まりの一種。厳密には、頂上は浅いが船の航行には差し支えないものをいう。頂上の深さが20メートル以下で船の航行に危険がある場合には、底質が岩盤のものを礁(しょう)、岩盤でないものを瀬(せ)、と区別している。しかし、栄養塩に富んだ海底付近の海水が高まりに沿って湧(わ)き上がり、プランクトンが増殖し好漁場となるため漁業者の関心が高く、昔からいろいろな名が残っているので、厳密に区別されていない。北海道の日本海側、天塩(てしお)の沖にある武蔵堆(むさしたい)は、大陸棚にある最浅点31メートルの堆であるが、能登(のと)半島の沖にある大和堆(やまとたい)、北大和堆は深海底からそびえ、厳密に定義すれば堆とはいえない。
[安井 正]
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…地形は地球内部に起因する内力(構造運動,火山活動など)により生じ,起伏を大にする。一方,太陽エネルギーと地球重力に起因する外力(浸食,堆積)により地形は破壊され起伏を減少していく。陸上では河川,波浪,氷河,風などの浸食と堆積の作用により複雑な地形を形成するが,海底ではいったん生じた地形は,浅海以外ではあまり浸食を受けず,むしろ緩慢な堆積作用によって埋積されていくだけであるから,保存されやすい。…
※「堆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...