出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…子どもという言葉と概念について考えようとする際に,まず注目されるのは,その意味の多様性であろう。現在最も一般的なのは,おとな(成人)の対概念としての子どもであり,この場合は,個体としての生命の発生から成人するまでのあらゆる段階にあるもの,すなわち,胎児,乳幼児,児童,少年少女などを総称する。次いで親の対概念としてのそれは,年齢や生物的・社会的成熟度とは無関係に,先行世代の個体によって生み出されたもの,もしくはそれと同等の役割をとる者の総称である。…
…少年の健全な育成を期し,非行のある少年に対して性格の矯正および環境の調整に関する保護処分を行うための〈少年審判〉の手続を定めるとともに,少年の刑事事件および少年の福祉を害する成人の刑事事件について特別の措置を講ずることを目的とした法律(1948公布)。このうち,少年および成人の刑事事件に関する規定は,刑法・刑事訴訟法を補充,修正するためのものにとどまり,少年法の中核をなしているのは,少年審判すなわち少年の保護事件に関する定めである(その手続の概要は〈少年審判〉の項参照)。…
… いわば〈自発的な同性愛〉とは区別される〈制度化された同性愛〉がみられる社会も少なくない。これは同性愛行為を文化の制度に組み込んだもので,最も一般的な例は,特定の〈女性扮装者〉や少年が公認された手続によって他の普通の男の〈妻〉となるというものである。北米インディアンのいくつかの社会では,一部の男子が夢の予兆や手芸道具への好みなどにより幼いころから女性の役割を担うように育てられる。…
…さらに男子では未婚の青年と既婚の中・老年世代との間に,婚姻規制をめぐって対立があることが,年齢集団形成の基盤にあるとも考えた。いずれにしろ一般に年齢集団では少年(成年式以前),青年(成年式にひきつづく未婚),中年(既婚),老年(長老)という数個の年齢ないし世代別の階梯が男子においてみられる。そして青年=軍事,中年=政治,長老=祭儀というように,部族社会の重要な諸機能がそれぞれの階梯によって集団的に分担される。…
…なぜならば,成人女性は謙遜して自分をさすのに〈わらわ〉の語をもちいたし,また,年齢的にはけっして児童ではないにもかかわらず,髪風もふくめて姿形が〈童形(どうぎよう)〉(後述)であるものを童・童子などと呼んだ。ちなみに,現行の法律,児童福祉法では満18歳未満のものを児童とし,乳児・幼児・少年に区分している。また,労働基準法では,特例を除き満15歳未満の児童を労働者として使用することを禁止している。…
※「少年」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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