暗闇(読み)クラヤミ

デジタル大辞泉 「暗闇」の意味・読み・例文・類語

くら‐やみ【暗闇】

1 まったく光がなく、暗いこと。また、その所。くらがり。
2 人目につかないところ。人の知らないところ。「暗闇に葬り去る」
3 見通しがたたず、将来に希望の持てないこと。「病気つづきで先は暗闇だ」
[類語]暗がり・真っ暗闇・闇・夕闇・宵闇・夜陰・薄暗がり・手暗がり・暗黒・真っ黒い・か黒い・黒い・黒黒・黒ずむ・どす黒い・浅黒い・色黒・真っ黒け・真っ黒・黒っぽい・漆黒・黒・黒み・黒色こくしょく・墨色・墨・赤黒い・青黒い・黒む・純黒・直黒ひたぐろ・鉄色・煤色すすいろ・烏羽からすば色・烏からすの濡れ羽色・がんぐろ・薄黒い・黒変・黒ばむ・真っ暗・ブラック・ダーク

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精選版 日本国語大辞典 「暗闇」の意味・読み・例文・類語

くら‐やみ【暗闇】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① まったく光のないこと。暗いこと。また、そのところ。暗黒。
    1. [初出の実例]「花の色をあらはにめでばあだめきぬいさくらやみになりてかざさむ〈よみ人しらず〉」(出典:拾遺和歌集(1005‐07頃か)物名・三五三)
  3. ② 天下が乱れて収拾がつかないこと。平安や見通し、希望などを失うこと。家、仕事などの状況についてもいう。
    1. [初出の実例]「信頼、義朝が院内をとり奉て大内にたてごもって、天下くらやみと成ったりしに」(出典:平家物語(13C前)二)
  4. ③ 人の知らないところ。目につかないところ。
  5. ④ 牢。監獄。刑務所。
    1. [初出の実例]「板子(いたご)一枚その下は、地獄と名に呼ぶ暗黒(クラヤミ)も」(出典:歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)(1862)三幕)
  6. ⑤ 精神が深く落ち込んで希望がもてない状態であること。
    1. [初出の実例]「細君は結婚によって、重吉を暗闇から救ひ出さうと思った」(出典:泥人形(1911)〈正宗白鳥〉二)

くれ‐やみ【暗闇】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 心がくらんで途方にくれるさま。くらやみ。
    1. [初出の実例]「くれやみにてふししづみ給へるほどに」(出典:河内本源氏(1001‐14頃)桐壺)

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