クロルデン chlordane
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- おもにシロアリ駆除剤(→住居用駆虫剤)として用いられた有機塩素化合物。日本では製造されておらず,かつて年間 2000t程度が輸入され,住宅に散布さ…
紅こうじサプリ健康被害
- 共同通信ニュース用語解説
- 小林製薬(大阪市)が販売する「紅こうじ」成分を含むサプリメントを摂取した5人が死亡、延べ274人(9日時点)が入院した。小林製薬は1月15日に被害を把…
硫化ヒ素 リュウカヒソ arsenic sulfide
- 化学辞典 第2版
- 【Ⅰ】硫化ヒ素(Ⅱ)(arsenic(Ⅱ) sulfide):As4S4(427.95).四硫化四ヒ素(tetraarsenic tetrasulfide)ともいう.天然には鶏冠石(realgar)として産出する…
光分解 こうぶんかい photolysis
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 光化学反応のうち、光を吸収することによりおこる分解をいう。直接光分解と光増感分解に大別される。直接光分解は光を吸収した分子そのものが分解す…
ざんぎり‐もの【散切物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 明治初期に行なわれた歌舞伎世話狂言の一種で、散切頭の人物が登場するところからいう。維新後の洋服姿、新聞、銀行などの新風俗を取り入…
次亜塩素酸 (じあえんそさん) hypochlorous acid
- 改訂新版 世界大百科事典
- 化学式HClO。水溶液としてのみ存在する塩素のオキソ酸で,単離はされない。酸化水銀(Ⅱ)を四塩化炭素に懸濁させ,塩素を通じたのち水で処理すると水…
植物ホルモン しょくぶつホルモン plant hormone
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 細菌類,菌類,緑色植物を含めた植物体において,その植物体内で生産され,形成された場所から離れた場所へ移動して形態形成,生長,代謝などの制御…
ケトン ketone
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 ケトンの製法カルボニル基C=Oをもつ化合物の総称。一般式RCOR′(R,R′はアルキル基,アリール基あるいは不飽和炭化水素基)。RとR′が同じと…
立体配置 (りったいはいち) steric configuration
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 相対立体配置 絶対立体配置 R,S命名法狭い意味では不斉炭素原子(または炭素以外の不斉原子)に結合した4個の互いに異なる原子または…
非水溶媒 (ひすいようばい) non-aqueous solvent
- 改訂新版 世界大百科事典
- 広い意味では水以外の溶媒をいう。その意味では有機溶媒もこれに属するが,通常は液体フッ化水素HF,液体アンモニアNH3,液体硫化水素H2S,液体シア…
不斉合成 (ふせいごうせい) asymmetric synthesis
- 改訂新版 世界大百科事典
- 通常,有機化合物の合成においては,ラセミ体が生成するが,なんらかの不斉誘起を起こさせて,光学活性体の一方を優先的に生成させる合成法。天然に…
フッ(弗)化コバルト (ふっかコバルト) cobalt fluoride
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 フッ化コバルト(Ⅱ) フッ化コバルト(Ⅲ)フッ素とコバルトの化合物で,酸化数ⅡおよびⅢの化合物が知られている。フッ化コバルト(Ⅱ)化学…
架橋高分子 かきょうこうぶんし cross linking polymer
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 高分子で多数の構成単量体や、線状高分子の鎖の間を化学結合で連結し、三次元の立体的な構造をもったものをいう。このような構造にできあがったもの…
遷移金属水素化物 センイキンゾクスイソカブツ transition metal hydride
- 化学辞典 第2版
- 一般に,遷移金属水素化物は,TiH,CuHのような単純金属水素化物と,[MnH(CO)4],[CoH(CO)4]のようなヒドリド錯体に大別される.単純金属水素化物の…
結合間隔 (けつごうかんかく) bond length
- 改訂新版 世界大百科事典
- 化学結合の長さ,すなわち化学結合で結ばれた二つの原子の原子核間の距離。原子間距離または核間距離ともいう。結合角とともに分子の立体構造や電子…
有機ELテレビ
- 知恵蔵
- 液晶テレビよりも薄く高画質で、完全な黒が表現できるテレビ。 有機EL(Electro Luminescenceエレクトロ ルミネッセンス)とは、有機化合物に電圧を加…
陽電子放射断層撮影法 ヨウデンシホウシャダンソウサツエイホウ positron emission tomography
- 化学辞典 第2版
- PET(ペット),ポジトロン断層撮影法ともいう.陽電子が電子と結合して消滅する際に放出する消滅放射線によって,体内の患部の様子を画像化して診断す…
クロムミョウバン クロムミョウバン chrome alum
- 化学辞典 第2版
- MⅠ CrⅢ(SO4)2・12H2O(MⅠ = Na,K,NH4,Rb,Cs,TIⅠなど)で示される化合物.普通は MⅠ = Kのカリウムクロムミョウバンをさす.クロムミョウバンは,…
ヨードシル塩 ヨードシルエン iodosyl salt
- 化学辞典 第2版
- 化学式から,IO+を陽イオンまたは陽性基として含む化合物と定義されるが,多くは分子または高分子型の化合物である.【Ⅰ】(IO)2SO4は,I2 または I2…
バイルシュタイン バイルシュタイン Beilstein, Friedrich Konrad
- 化学辞典 第2版
- ドイツ系のロシアの化学者.サンクトペテルブルクでの中等教育の後,西欧に遊学し,1858年ゲッチンゲン大学のF.W. Wöhler(ウェーラー)のもとで学位を…
ナトリウム なとりうむ sodium 英語 Natrium ドイツ語
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 周期表第1族に属し、アルカリ金属元素の一つ。ナトリウム、ソジウムの名称は鉱物性アルカリを意味するラテン語のnitrum, solidaに由来し、炭酸ナトリ…
窒素同化 ちっそどうか
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 生物体がアンモニアなどの簡単な窒素化合物を吸収し、これを素材にして、生体を構成するアミノ酸、タンパク質などの有機窒素化合物を合成することを…
有機化学 (ゆうきかがく) organic chemistry
- 改訂新版 世界大百科事典
- 有機化合物(主として炭素化合物)を研究対象とする化学の一分野。人間は好奇心の強い動物であり,その好奇心の対象は遠くは天空の星,近くは自分自…
てがい‐もの【手掻物・転害物・天蓋物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 奈良東大寺に所属し、同寺転害門(てがいもん)の近辺に住した刀工の一派の鍛えた刀。鎌倉中期、手掻包永(てがいかねなが)にはじまり、室町…
希土類元素 きどるいげんそ rare-earth element
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 周期表第3族のスカンジウム、イットリウム、および原子番号57~71のランタノイドの15元素をあわせた17元素の総称。スカンジウムとイットリウムを除い…
マイクロカプセル microcapsule
- 改訂新版 世界大百科事典
- 数μm~数百μm程度の微視的な大きさに物質を包みこむ微小な容器をいう。物質をマイクロカプセルに内包すること(マイクロカプセル化)の目的は,(1)…
ルテニウム ルテニウム ruthenium
- 化学辞典 第2版
- Ru.原子番号44の元素.電子配置[Kr]4d75s1の周期表8族貴金属または白金族元素.原子量101.07(2).質量数96(5.54(14)%),98(1.87(3)%),99(12.76(1…
アミノ化 (アミノか) amination
- 改訂新版 世界大百科事典
- 有機化合物にアミノ基-NH2を導入する反応。一般に,一段階反応でアミノ基を導入する反応は少なく,多段階反応による場合が多い。一段階反応の例とし…
アルカロイド
- 百科事典マイペディア
- 含窒素化合物に属する塩基性の植物成分。植物塩基とも。ナス科,ケシ科,キンポウゲ科,アカネ科などに属する植物に多く存在し,生理作用の著しいも…
界面活性剤 かいめんかっせいざい surface active agent
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 表面活性剤とも呼ばれる。溶液中で溶質が気体/液体,液体/液体,または固体/液体の界面に吸着されて,その界面の性質を著しく変える性質を界面活性ま…
グレーベ Graebe, Carl
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1841.2.24. フランクフルトアムマイン[没]1927.1.19. フランクフルトアムマインドイツの有機化学者。ハイデルベルク大学を卒業後,R.W.ブンゼン…
脱窒素作用 だつちっそさよう denitrification
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 硝酸 NHO3 または亜硝酸 HNO2 が,脱窒素細菌 (Pseudomonas denitrificansなど) によって分解されて窒素ガス N2 に変化する作用をいう。脱窒作用とも…
実験式 じっけんしき empirical formula
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- (1) 化合物中の原子の組成を表わす最も簡単な化学式。組成式あるいは経験式ともいう。元素分析によって得られる各元素の百分率をそれぞれの元素の原…
酢酸鉛 さくさんなまり lead acetate
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- (1) 酢酸鉛 (II) 酢酸第一鉛ともいう。俗称は鉛糖。化学式 Pb(CH3COO)2・3H2O 。無色の結晶。甘味があり,いくぶん風解性がある。有毒。比重 2.55…
ルイス酸・塩基 ルイスサンエンキ Lewis acid, base
- 化学辞典 第2版
- G.N. Lewis(ルイス)の定義に従う酸および塩基.電子対受容体をルイス酸,電子対供与体をルイス塩基という.次のような反応で,三フッ化ホウ素 BF3,…
カテプシン カテプシン cathepsin
- 化学辞典 第2版
- 脾臓,膵臓など,動物臓器中に存在するプロテアーゼの一種.大部分は細胞内小器官のリソソームに存在する.基質特異性の差によってカテプシンA,B,C…
2-(1-ヒドロキシエチル)チアミン ヒドロキシエチルチアミン 2-(1-hydroxyethyl)thiamin
- 化学辞典 第2版
- C14H21N4O2S(309.41).ピルビン酸の酸化的脱炭酸反応の中間体(ヒドロキシエチルアミン二リン酸)に由来する生体成分で,チアミンのチアゾール環の2位…
船底塗料 センテイトリョウ ship-bottom paint
- 化学辞典 第2版
- 木船用船底塗料と鉄船用船底塗料とがある.前者は船底の害虫による侵食や藻類の付着による船の減速を防ぐために用いられる塗料で,一般には,エナメ…
アンチ アンチ anti
- 化学辞典 第2版
- “反対の”,“~にきっ抗する”を意味するギリシア語に由来する接頭語.オキシムやアゾ化合物の立体異性体を表すとき,trans-のかわりにanti-を用いる.…
グルコース1-リン酸 グルコースリンサン glucose 1-phosphate
- 化学辞典 第2版
- glucose 1-dihydrogen phosphate.C6H13O9P(260.14).動物,植物中に広く存在する.UDP-グルコースを介して,植物ではデンプン生成の前駆体として,…
はっ‐こう(‥カウ)【発酵・&JISEEF8;酵】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 酵母・細菌・かびなどの微生物が有機物を分解または酸化還元して有機酸類、アルコール、炭酸ガスなどに変えること。微生物が酸素のない…
ルイス・P. ハメット Louis Plack Hammett
- 20世紀西洋人名事典
- 1894.4.7 - ? 米国の化学者。 元・コロンビア大学教授。 ハーバード大学卒業後、チューリヒ工科大学でシュタウディンガーに学び、1923年コロンビア…
アルカリ土類金属 アルカリどるいきんぞく alkaline earth metal
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 周期表2族のカルシウム,ストロンチウム,バリウム,ラジウムの4元素の総称。単体は比較的活性であり,溶融塩電解によって製造される。銀白色の金属…
アントシアン anthocyan
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 植物の花,果実,葉,幹などに含まれる色素群。この色素は酸性では紅色,アルカリ性では青色を呈する。不安定であるので,実際にはいろいろの金属イ…
シュタウディンガー
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 一 ] ( Franz Staudinger フランツ━ ) ドイツの哲学者、社会主義者。新カント学派に属し、カントの目的の王国の実現を社会主義社会の実現と同視し…
仁田勇 にったいさむ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1899.10.19. 東京[没]1984.1.16. 大阪結晶化学者。東京帝国大学化学科卒業 (1923) と同時に理化学研究所の西川研究室に入り,X線による有機化合…
フェライト
- 岩石学辞典
- この語は研究分野によって様々に使われる.(1) 赤褐色の非晶質の変質形成物でおそらく鉄化合物と思われるが,一般の光学的方法では同定ができない物…
元素の分配則【distribution rule of elements】
- 法則の辞典
- 地球を構成する元素の中で量的に圧倒的なものは,Fe,O,Si,Mg,Ni,S の6元素で,このうちニッケルは鉄とほぼ挙動をともにすると考えられるので,…
太陽電池(セル)
- リフォーム用語集
- 光起電力効果を利用し、光エネルギーを直接電力に変換する電力機器のこと。光電池とも呼ぶ。光起電力効果により、受けた光を即時に電力に変換して出…
アデノシン二リン酸 アデノシンにリンさん adenosine di-phosphate
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 略称 ADP。アデニル酸のリン酸基に,さらにリン酸が付加した化合物 C10H15N5O10P2 で,アデノシン三リン酸 ATPとは ATP+リン酸 ( + エネルギー) ⇔…