クラウンエーテル クラウンエーテル crown ether
- 化学辞典 第2版
- 次の(a)~(c)のような構造の大環状ポリエーテルの総称.環のなかに酸素原子のほか,窒素原子を含むクリプタンド類やトリシクロ化合物など多数の大環…
酢酸 サクサン acetic acid
- 化学辞典 第2版
- ethanoic acid.C2H4O2(60.05).CH3COOH.食酢の主成分で約5% 含まれている.アセトアルデヒドを酸化すると得られる.また,メタノールと一酸化炭素…
エマルジョンペイント emulsion paint
- 改訂新版 世界大百科事典
- 展色剤がエマルジョン(乳濁液)状の塗料の総称。塗料の分野ではエマルションと濁らずにいうのが普通である。通常は水性合成樹脂エマルジョン(ラテ…
半田 (はんだ) solder
- 改訂新版 世界大百科事典
- 金属接合用に使われる鑞(ろう)合金を広く〈はんだ〉と通称するが,本来は鑞合金のうち融点の低い軟鑞といわれるものを指す。〈半田〉という文字が…
溶媒 (ようばい) solvent
- 改訂新版 世界大百科事典
- 溶体をつくる媒体,すなわち溶質を溶かすのに用いる成分を溶媒という。液体と,固体または気体とからなる溶液では,液体成分を溶媒という。液体と液…
ホース hose
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 蛇管ともいう。ゴム,布などでつくった屈曲性のある管。水まきなど,自由に屈曲し,可搬性,移動性を必要とする作業に使う。最も一般的なゴムホース…
オリーブ油 おりーぶゆ olive oil
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- モクセイ科のオリーブの果実の果肉から採油される脂肪油。果実の含油量は25~60%。オリーブの主産地は、スペイン、フランス、イタリア、ギリシア、…
灯油 とうゆ kerosene
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 原油を精製して得られる各種の石油製品のうちガソリンの次に高い沸点範囲 (常圧蒸留で 150~320℃) で採取される石油留分またはその精製品をいう。比…
切削油 せっさくゆ cutting oil
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 旋盤工具類による金属の切断、研摩、穿孔(さくこう)などの際に、潤滑、冷却、防食などの目的で用いられる油。鉱油、油脂をベースとして石油スルホン…
ブタン ブタン butane
- 化学辞典 第2版
- C4H10(58.12).CH3(CH2)2CH3.4個の炭素原子が直鎖状に結合した飽和炭化水素で,異性体であるイソブタンと区別して,n-ブタンとよぶことも多い.また…
フタル酸 フタルサン phthalic acid
- 化学辞典 第2版
- 1,2-benzenedicarboxylic acid.C8H6O4(166.13).イネの馬鹿苗病菌Gibberella fujikuroiに見いだされた.工業的に,ナフタレンあるいはo-キシレンか…
テトラクロロエチレン てとらくろろえちれん tetrachloroethylene
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- エチレンCH2=CH2の水素原子を塩素原子で置き換えた化合物。正しくはテトラクロロエテンというが、一般的にテトラクロロエチレンといわれている。エー…
ニトロメタン nitromethane
- 改訂新版 世界大百科事典
- クロロホルムに似たかなり強い臭気をもつ無色の液体で,化学式CH3NO2。融点-28.37℃,沸点101.25℃。エーテル,アルコール,四塩化炭素,芳香族炭化水…
中毒性精神病 (ちゅうどくせいせいしんびょう) toxic psychosis
- 改訂新版 世界大百科事典
- アルコールやその他の嗜好品,薬物,工業用化学物質,毒キノコなどをみずからの意志でまたは誤って,不当にまたは大量に体内に入れたために起こる精…
可塑剤 カソザイ plasticizer
- 化学辞典 第2版
- 高分子材料の溶融粘度,ガラス転移温度,弾性率などを低下させて,材料に柔軟性を与えるために加えるもの.たとえば,高分子材料を可塑化するには,…
ピネン pinene
- 改訂新版 世界大百科事典
- 植物の精油中に広く存在し,とくにテレビン油の主成分をなす,パイン様の特有の香気をもつ無色の流動性のある液体。α-ピネンとβ-ピネンの異性体があ…
油性塗料 (ゆせいとりょう) oil paint
- 改訂新版 世界大百科事典
- 塗膜形成要素の主成分が乾性油である塗料の総称。油性ペイントともいう。油性塗料の展色剤はボイル油または油ワニスから成る。ボイル油は,乾性油(…
テレビン油 (テレビンゆ) turpentine oil
- 改訂新版 世界大百科事典
- 針葉樹,とくにマツ属の樹木からえられる揮発性の油。根,幹,やに,葉などに水蒸気をふきつけると,テレビン油は水蒸気とともに気体となり,冷やし…
トルエン toluene
- 改訂新版 世界大百科事典
- 芳香族炭化水素の一つ。トルオールtoluol(e),メチルベンゼンともいう。1835年ごろに天然樹脂トルーバルサムtolu balsamの乾留物から発見されたの…
ギ酸 ぎさん / 蟻酸 formic acid
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- カルボン酸の一種であり、メタン酸ともよばれる。最初にアリの蒸留により得られたので、ラテン語のアリformicaにちなんで名づけられた。化学式HCOOH…
ベンゼン
- 百科事典マイペディア
- 化学式はC6H6。特色のある芳香を有する無色の揮発性液体。もっとも簡単な芳香族炭化水素である。融点5.5℃,沸点80.1℃。水に微溶,多くの有機溶媒に可…
プロピルアルコール propyl alcohol
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 プロピルアルコール イソプロピルアルコールisopropyl alcohol炭素数3個の脂肪族飽和アルコール(一般式C3H7OH)で,プロパノールpropano…
オクタン おくたん octane
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 炭素数8個からなる飽和炭化水素(アルカン)の総称。18種の構造異性体と4種の光学異性体があり、合計22種の異性体がすべて分離されている。IUPAC命名…
油脂【ゆし】
- 百科事典マイペディア
- 動植物体に含まれる成分の一つで,化学的には三つの脂肪酸と一つのグリセリンが結合したエステル(トリグリセリド)。一般に常温で液体のものを脂肪…
ラノリン lanoline
- 改訂新版 世界大百科事典
- 羊毛の表面に付着している蠟(ろう)状物質。羊毛脂,羊毛蠟ともいう。羊毛をセッケン水などで洗浄する際の廃液から遠心分離,硫酸を加えるなどの方…
イソプレン isoprene
- 改訂新版 世界大百科事典
- 二重結合を二つもつ脂肪族鎖式不飽和炭化水素(ジオレフィン,鎖式ジエン)の一つ。IUPAC命名法では2-メチル-1,3-ブタジエン。古くから天然ゴムの単…
ニトロパラフィン にとろぱらふぃん nitroparaffin
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 飽和脂肪族ニトロ化合物の総称。一般式CnH2n+1NO2あるいはRNO2(Rはアルキル基)で表される。低級ニトロパラフィンは工業的に生産され、プロパンと硝…
アルギン酸 (アルギンさん) alginic acid
- 改訂新版 世界大百科事典
- 褐藻類の細胞膜の主要構成成分。algae(藻類)が語源。コンブ,アラメ,カジメなどに乾物の15~30%含まれる炭水化物(多糖類)で,D-マンヌロン酸とL…
トリクロロエチレン とりくろろえちれん trichloroethylene
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- エチレンCH2=CH2の水素原子3個を塩素原子で置き換えた化合物。正しくは1,1,2-トリクロロエテンというが、一般的にトリクロロエチレンといわれている…
木材糖化 (もくざいとうか)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 木材加水分解ともいう。木材の7~8割を占める多糖(セルロースとヘミセルロース)を単糖に分解する操作をさす。得られる単糖はブドウ糖,キシロース…
VPI紙 ぶいぴーあいし
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 紙に気化性の防錆(ぼうせい)剤を加工した防錆紙の一商品名。vapor phase inhibitor paperの略。鉄または銅などの非鉄金属は保存中に化学変化をおこし…
ニトログリセリン ニトログリセリン nitroglycerin
- 化学辞典 第2版
- 1,2,3-propanetriol trinitrate.C3H5N3O9(227.09).グリセリン(98.5% 以上,1.262以上)を,98% 濃硝酸,98% 濃硫酸,および30% 発煙硫酸の混酸(…
酢酸エステル さくさんえすてる acetic ester
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 酢酸とアルコール(あるいはフェノール)が、1分子の水がとれて縮合した形の化合物の総称。アセテート、アセタートともいう。一般式CH3COORで表され…
人工皮革 じんこうひかく artificial leather
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 人造皮革ともいうが、日本では合成皮革とは区別している。合成皮革はビニルレザー(擬革)を改良、発展させたもので表面層のみを天然の革に似させて…
焼結 しょうけつ sintering
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 粉体を高温で固結する技法。製錬 (→金属の製錬 ) の予備処理の場合と,粉末冶金の場合がある。 (1) 溶鉱炉など通風を必要とする炉では粉鉱は通風を妨…
ヤシ(椰子)油 (やしゆ) coconut oil
- 改訂新版 世界大百科事典
- 熱帯産のココヤシの実の胚乳から圧搾法で採取した油脂。ココナッツ油ともいう。胚乳を乾燥したものはコプラ(含油量63~68%)と呼ばれ,この形で輸出…
イソプレン イソプレン isoprene
- 化学辞典 第2版
- C5H8(68.12).CH2=CH(CH3)C=CH2.2-メチル-1,3-ブタジエン(2-methyl-1,3-butadiene)ともいう.脂肪族不飽和炭化水素(ジエン)の一つ.分枝メチル基と…
ガソリン ガソリン gasoline
- 化学辞典 第2版
- 揮発油ともいう.沸点範囲約30~200 ℃ の精製石油製品で,自動車用または航空機(プロペラ機)用のガソリンエンジン燃料として用いられるが,量的には…
フラン furan
- 改訂新版 世界大百科事典
- 1880年マツ科の木の乾留物からはじめて得られた無色,クロロホルム様の臭気をもつ液体。沸点32℃。木材の乾留物(木精)にも含まれているが,これらは…
半合成繊維 (はんごうせいせんい) semi-synthetic fiber
- 改訂新版 世界大百科事典
- 天然高分子を化学反応させて異なった性質の高分子とし,これを紡糸して作った人造繊維。理論的用語のため一般市場ではほとんど使われない。セルロー…
地蠟 (ちろう) earth wax
- 改訂新版 世界大百科事典
- 鉱物蠟の一種。オゾケライトozokeriteともいう。成分はCnH2n,ときにCnH2n+2の炭化水素が主成分で,動植物から得られる蠟(脂肪酸と水に不溶な高級一…
溶鉱炉 ようこうろ blast furnace
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 鉱石溶錬用の竪型炉。英語の名称は羽口 (送風口) から圧風 (ブラスト) を送って吹錬することによる。鉄溶鉱炉は別項目の高炉としたのでここでは非鉄…
アブラギリ あぶらぎり / 油桐 [学] Vernicia cordata (Thunb.) Airy Shaw Aleurites cordata Steud.
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- トウダイグサ科(APG分類:トウダイグサ科)の落葉高木。別名ドクエ。高さ10メートルほどになる。葉は心臓状の卵円形で先は尖(とが)り、しばしば浅く…
スチレン スチレン styrene
- 化学辞典 第2版
- C8H8(104.15).スチロール,フェニルエテンともいう.不飽和炭化水素の側鎖をもつ芳香族の一つ.石炭および石油系炭化水素の熱分解生成物中に少量存…
焼付け塗料 (やきつけとりょう) baking finish
- 改訂新版 世界大百科事典
- 被塗物に塗って加熱すると塗膜が形成されるように作った塗料。加熱温度は,日本工業規格では100℃以上,アメリカ材料試験協会規格(ASTM),イギリス…
パーム油 (パームゆ) palm oil
- 改訂新版 世界大百科事典
- アブラヤシの果実の果肉(含油率51~67%)から圧搾法によって採取する油脂。植物脂肪に属し,常温で固状でパームバターということもあるが,原産地で…
アセトン acetone
- 改訂新版 世界大百科事典
- 最も簡単な,そして量的にも最も重要な脂肪族ケトン。ジメチルケトンに相当する化合物で,化学式CH3-CO-CH3。融点-94.82℃,沸点56.3℃の無色の特異…
ヒノキ(檜) ヒノキ Chamaecyparis obtusa
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ヒノキ科の常緑高木。屋久島から東北地方南部まで,本州,四国,九州の山地に自生するが,高級建築材として広く植林され,また庭園樹としても普通に…
テトラヒドロフラン テトラヒドロフラン tetrahydrofuran
- 化学辞典 第2版
- tetramethylene oxide.C4H8O(72.11).略称THF.オキソランともいう.フランまたは無水マレイン酸の接触還元により得られる.工業的には,テトラヒド…
***ma・sa, [má.sa]
- 小学館 西和中辞典 第2版
- [女]1 (同じものでできた)塊;(人・ものの)集まり,集積.una masa de nieve [nube]|雪[雲]の塊.una masa de dinero|山のような大金.una g…