点竄術 てんざんじゅつ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 江戸時代の和算における筆算式代数をいう。本格的には西洋数学の代数学と一致する。したがって西洋から代数学が輸入されたのちも(代数は中国でいわ…
テンソル てんそる tensor
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ベクトルの考え方を拡張したもので、数学、とくに幾何学や、物理学で重要な働きをする概念。張力tensionに由来することば。ベクトル・行列・内積とい…
テンツキ てんつき / 点突 [学] Fimbristylis dichotoma (L.) Vahl
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- カヤツリグサ科(APG分類:カヤツリグサ科)の一年草または多年草。高さ15~60センチメートル。葉は幅1.5~4ミリメートル、細かい毛がある。花序は2…
天妃山 てんぴさん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 茨城県北東部、北茨城市磯原(いそはら)町地区の大北(おおきた)川河口にあり、岬が海食で切られ島状となった所。古くは朝日指峰(あさひさすみね)とい…
天満 てんま
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 大阪市北区の南東部、淀(よど)川と天満堀川(埋立て)に囲まれた商工業地区。江戸時代の大坂三郷(さんごう)の一つ天満組の地である。中央やや西寄り…
天流 てんりゅう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- →天道流
天龍(村) てんりゅう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 長野県南端、下伊那郡(しもいなぐん)の村。南を愛知県と静岡県に接し、村域の中央を天竜川が南流し、一帯は天竜奥三河国定公園域。1956年(昭和31)…
典礼(キリスト教) てんれい liturgy
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- キリスト教の教会で司祭によって公に行われる礼拝の儀式のことである。語源はラテン語のリトゥルギアliturgia。典礼は神を崇(あが)め、人々のために…
官展 かんてん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 政府の主催する美術の公募展覧会のことで、在野の美術団体の公募展に対して用いた通称。明治中ごろ美術運動が盛んになると、多くの美術団体が結成さ…
クロテン くろてん / 黒貂 sable [学] Martes zibellina
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 哺乳(ほにゅう)綱食肉目イタチ科の動物。セーブルともいう。以前は北ヨーロッパにもいたが絶滅し、現在ではシベリア、中国北部、および日本では北海…
ハウテン はうてん Gauteng
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 南アフリカ共和国北東部の州。1993年末の暫定憲法の成立により、従来の4州が9州に再編されたのに伴い、旧トランスバール州は4分割され、その中央部が…
祐天 ゆうてん (1637―1718)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 江戸中期の浄土宗の僧。明蓮社顕誉(みょうれんじゃけんよ)と号し、字(あざな)を愚心(ぐしん)という。磐城(いわき)国(福島県)新妻重政(にいづましげ…
露点 ろてん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- →露点温度
むき‐かわ・る(‥かはる)【向変】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 方向をかえて、別の方を向く。[初出の実例]「狐は、一所懸命に走りて、忽ち定めの場所に達し、直にむきかはりて、今来し…
ほん‐てん【翻転】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ひるがえりまわること。また、ひるがえすこと。回転させること。ひっくりかえすこと。[初出の実例]「碧眼胡白拈賊、飜転面皮、爺也不レ識…
てん【点】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙① 大きさがなく位置だけをもつ図形。二直線が交わる部分。② 一つの集合を通常の空間になぞらえて空間と呼んだときのその要素。③ 書…
経典 きょうてん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- →聖典
ケテン けてん ketene
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 広義では、一般式 =C=O(R、R'は炭化水素基)で表される化合物の総称である。脂肪酸の分子内無水物の形の化合物であり、C=C結合は付加反応をおこし…
死点 してん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 往復機関などで、ピストンの運動中に連接棒とクランクが一直線となり、ピストンから発生する力の方向によっていかに力を加えてもクランクが動かなく…
順転 じゅんてん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 風向きが初め南、のちに南西、西というように時計の針が回るのと同じ方向に変化していくとき、風向が順転するという。反対に風向きが西→南西→南と変…
釈奠 せきてん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 孔子(こうし)の祭り。牛や羊などの犠牲(いけにえ)やいろいろな供物を捧(ささ)げて祀(まつ)る。古代中国では舜(しゅん)、禹(う)、文王などを先聖、高…
天球 てんきゅう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 空を仰ぐと、恒星をはじめもろもろの天体は観測者を中心とした大きな球に張り付いているように見える。この球を天球とよぶ。そのイメージは太古以来…
天狗廻状 てんぐかいじょう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 百姓一揆(いっき)の際、差出人など不明のまま参加を呼びかけて回覧される書状。そのしわざを天狗に仮託しての呼称。1764年(明和1)12月から翌年正月…
天山 てんざん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 佐賀県中央部にある、脊振山地(せふりさんち)南西端の山。古来農民の崇敬を集めた霊山で知られる。小城(おぎ)市、多久(たく)市、唐津(からつ)市、佐…
点描 てんびょう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- フランス新印象主義の画家スーラ(1859―91)の案出した絵の具の塗り方で、絵の具を重ね塗りすることなく小さな斑点(はんてん)を並べてゆく技法のこと…
転炉 てんろ converter
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 高炉からの溶銑(ようせん)を溶鋼に精錬する製鋼炉。銑鉄を鋼に転化convertする炉という意味。また洋ナシ形の炉体は両側で支持されて前後に回転でき、…
天狼 てんろう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 俳句雑誌。1948年(昭和23)奈良で創刊。文学的主張の相違から『馬酔木(あしび)』を辞した山口誓子(せいし)が、西東三鬼(さいとうさんき)、橋本多佳…
マツテン まつてん pine marten [学] Martes martes
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 哺乳(ほにゅう)綱食肉目イタチ科の動物。西ヨーロッパからシベリア西部、トルコ、イランなどにいるテンで、体長48~53センチメートル、尾長23~28セ…
天 てん
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 天空または天空に関する宗教的世界観を表わす語。民族,歴史の相違により多義であるが,一般的には神の住む理想郷と信じられている。特に中国では天…
てん【点(宗教)】
- 改訂新版 世界大百科事典
舜天 しゅんてん (1166―1237)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 琉球(りゅうきゅう)最初の王と伝えられる人物。尊敦(そんとん)ともいう。琉球に落ち延びてきた源為朝(ためとも)と大里按司(おおざとあんじ)の妹との…
白楽天 はくらくてん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- →白居易
板門店 はんもんてん / パンムンチョム
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 朝鮮半島のほぼ中央部にある北緯38度線の南方5キロメートル、開城市の東方9キロメートルの地。ソウル―新義州間の京義街道にあった一寒村で、ノルムン…
フッテン ふってん Ulrich von Hutten (1488―1523)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 宗教改革時代のドイツの人文主義者、帝国騎士。ヘッセンの居城シュテッケルベルクに生まれる。幼時フルダ修道院に送られたが、人文主義に魅せられて…
回転(数学・物理学) かいてん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 数学用語と物理学用語の二義がある。数学用語平面の任意の点を定点Oの周りに定方向に定角度θだけ回すことを回転、または回転移動という(図の(1))。…
感覚点 かんかくてん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- →皮膚感覚
スステン すすてん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- →テン
聖典 せいてん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 宗教の教えや思想の記されている書。教典、経典、聖書ともいう。 未開宗教や無文字時代の宗教においては、意識的に体系だてられた教義は存在せず、…
書店 しょてん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 通常は出版物の小売店をさし、本屋とほぼ同義。古くは書肆(しょし)、書林、書房ともいう。近世から近代初期までの出版産業においては、編集・製作と…
遷移点 せんいてん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- →遷急点
濁点 だくてん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 漢字、仮名の濁音を示す符号。濁音符ともいう。仮名では、ガ、ジなど、清音の仮名カ、シの右肩に加える゛の印。古くは仮名だけでなく漢字にも用いた…
天海 てんかい (1536―1643)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 江戸前期の天台宗の僧。慈眼(じげん)大師と号する。陸奥(むつ)国(福島県)会津高田(会津美里(あいづみさと)町)に生まれる。姓は蘆名(あしな)氏。…
テングギンザメ てんぐぎんざめ / 天狗銀鮫
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 軟骨魚綱ギンザメ目の科や属の総称、またはその1種の名称。テングギンザメ科Rhinochimaeridae(英名longnose chimaeras)は、その名のとおり吻(ふん)…
転向 てんこう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- (1)広義には、ある思想・信条から他の思想・信条へと変化すること。(2)狭義には、自由主義的・民主主義的立場をとる個人あるいは集団が、反体制的立…
天国 てんごく heaven 英語 ciel フランス語 Himmel ドイツ語
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 天上にあるとみなされる理想的な世界。来世の世界、他界とされ、現世または地獄に対して用いられることが多い。 死者の赴く世界として、暗い地下の…
テンス(時制) てんす
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- →時制
纏足 てんそく
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 女性に対する身体変工の一種で、中国独特の風習。普通3、4歳の女児の足を包帯状の布(おもに木綿)でしっかりと縛り、足の成長を止めて、その形を不…
天皇 てんのう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 日本国憲法(第1章)に定められた日本国および日本国民統合の象徴。天皇の地位をさす場合と、天皇の地位にある特定の個人をさす場合とがある。7世紀…
テンプル騎士修道会 てんぷるきししゅうどうかい
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 12世紀に創設された騎士修道会。テンプル騎士団ともいう。十字軍として活躍したが、1312年、教皇クレメンス5世から解散を命ぜられた(テンプル騎士修…
グレートブリテン‐おうこく〔‐ワウコク〕【グレートブリテン王国】
- デジタル大辞泉
- 1707年にウェールズを含むイングランド王国とスコットランド王国が合同して成立した王国。1801年にグレートブリテン及びアイルランド連合王国が成立…