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いも(芋∥薯∥藷) いも tuber crop

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世界大百科事典 第2版の解説

いも【いも(芋∥薯∥藷) tuber crop】

人類のデンプン質主食源は,果実を利用するパンノキカボチャ類を例外とすると,種子の貯蔵物質を利用する穀類と地下貯蔵器官を利用するいも類に大別される。そして農耕開始以前には,野生いも類は人類にとって重要な食料源であった。人類が食用として利用している植物のうち,地下貯蔵器官を利用しているのは1000種以上にのぼるが,その大部分は日本でのクズ,ワラビヤマノイモのように野生種を採集利用しているもので,また,それらの多くは食用とするためにはつき砕き水洗してデンプンを集めたり,水さらしをして毒抜きをしなければならない。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のいも(芋∥薯∥藷)の言及

【霜月祭】より

…旧暦11月に行われる祭りの総称。稲の収穫祭で,民間の新嘗祭といえるが,祭りが実際の収穫期より1ヵ月ほど遅いのはこの間物忌(ものいみ)に服するためと説明されている。北九州の丑の日祭,奥能登のアエノコト,天草や長島の山祭,中国地方の先祖講,ダイジョウ講のほか,各地の氏神祭や大師講などが代表的なものといえる。また三遠信の国境地帯の遠山祭,冬祭,花祭や秋田県保呂羽(ほろは)山の霜月神楽のように神楽形式の祭りを行う場合も多い。…

【柔組織】より

…茎・根の皮層・髄,葉の柵状組織・海綿状組織,維管束の木部柔組織・師部柔組織,果実の果肉,塊茎・塊根その他の貯蔵組織などはすべて柔組織である。柔細胞にはさまざまな形のものがあるが,一般的には球形に近いものが多く,平均14面をもつといわれる。柔細胞はタンパク質など内容が多く,細胞壁はふつう一次壁だけでうすく,生理的な活動を活発に行う。…

【月見】より

…そして稲作よりも畑作に関する儀礼の比重が,はるかに大きいことがしだいに判明してきている。さらに最近では,中国大陸華南地域の漢民族や山地焼畑栽培民の間でも,八月十五夜の満月祭がサトイモ系統の芋(いも)類の収穫儀礼としての意味をもつことが明らかにされてきている。したがって,次にはそれと日本の畑作物の収穫儀礼としての名月の祭儀との間にどのような関連があるのかが大きな問題となってくる。…

【ヤマノイモ】より

…葉(イラスト)は互生または対生し,葉柄と葉身がはっきり分化をしていて,葉身はよく発達し,心形,楕円形,ときには3~5小葉に分裂した複葉になる。このような複葉は,ヤマノイモ科の所属する単子葉植物群の中にはあまり例を見ないものである。通常雌雄異株で花は小さく,緑色や黄色であまり目だたなくて,葉腋から生じる穂状あるいはそれの複合した円錐形の花序に多数つく。…

【有用植物】より

…農耕を知らなかったアフリカのピグミーやマレーシアの山地民の利用可能な植物についての具体的で詳細な知識体系は,農耕開始以前における人類の食用植物に対する知識の蓄積が,いかに多かったかを知らせてくれるものである。主食としての地下貯蔵器官(いも)の採集,若芽や葉,花序の野菜的な利用,各種の果実や種子の採取利用などが広く行われていたにちがいない。しかし加熱容器(土器)や石臼による粉砕加工がなければ,小さな種子(主としてイネ科)や硬くて食べにくい組織からなる植物体を食用に供することはむずかしかったであろう。…

※「いも(芋∥薯∥藷)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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