デジタル大辞泉 「こけこっこう」の意味・読み・例文・類語 こけこっこう 鶏の鳴き声を表す語。→東天紅とうてんこう[類語]かあかあ・がちゃがちゃ・かりかり・きゃっきゃっ・くつくつぼうし・けいけい・けろけろ・けんけん・こん・こんこん・かなかな・ごろにゃん・じい・じいじい・ちちよちちよ・ちちろ・ちゅう・ちゅうちゅう・ちりちり・ちんちろりん・つくつくぼうし・つづりさせ・てっぺんかけたか・東天紅・トッケイ・にしはつ・にゃあにゃあ・にゃんにゃん・ぴいちくぱあちく・ぴいぴい・ひとく・ひよひよ・ぴよぴよ・ぶっぽうそう・ほうほけきょ・ほぞんかけたか・ぽっぽ・ほろ・ほろほろ・ほろろ・めえめえ・もうもう・りんりん・わん・わんわん 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「こけこっこう」の意味・読み・例文・類語 こけこっこう 〘 副詞 〙 鶏の鳴き声を表わす語。[初出の実例]「をんどりは〈略〉はばたきをして、こけこっこーと、なきました」(出典:尋常小学読本(明治三六年)(1903)〈文部省〉二)こけこっこうの語誌( 1 )鶏の鳴き声は、「神楽歌‐明星・酒殿歌」にあるように、古くカケロとカ行音で写されていた。( 2 )「咄本・醒睡笑‐一」にあるトッテコーや「書言字考節用集‐八」にあるトーテンコーが一般的になっていたらしく、近世には、鶏の鳴き声をタ行音で写す傾向が見られる。( 3 )明治時代には、仮名垣魯文「西洋道中膝栗毛‐二・自序」に「滑稽稿(こっけいかう)」とあり、再びカ行音が一般的となったものか。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例