ちちよちちよ(読み)チチヨチチヨ

デジタル大辞泉 「ちちよちちよ」の意味・読み・例文・類語

ちちよ‐ちちよ

[副]ミノムシの鳴き声。平安時代、ミノムシは鳴くと考えられていた。
八月ばかりになれば、―とはかなげに鳴く」〈四三
[類語]かあかあがちゃがちゃかりかりきゃっきゃっくつくつぼうしけいけいけろけろけんけんこんこんこんこけこっこうかなかなごろにゃんじいじいじいちちろちゅうちゅうちゅうちりちりちんちろりんつくつくぼうしつづりさせてっぺんかけたか東天紅トッケイにしはつにゃあにゃあにゃんにゃんぴいちくぱあちくぴいぴいひとくひよひよぴよぴよぶっぽうそうほうほけきょほぞんかけたかぽっぽほろほろほろほろろめえめえもうもうりんりんわんわんわん

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精選版 日本国語大辞典 「ちちよちちよ」の意味・読み・例文・類語

ちちよ‐ちちよ

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる ) 蓑虫(みのむし)の鳴き声を表わす語。「枕草子」の例を「父よ父よ」または「乳よ乳よ」と呼ぶ声と解したりする。
    1. [初出の実例]「八月ばかりになれば、ちちよ、ちちよとはかなげに鳴く、いみじうあはれなり」(出典:枕草子(10C終)四三)

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