ねっとり

精選版 日本国語大辞典 「ねっとり」の意味・読み・例文・類語

ねっとり

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① 粘液状のものが一面にねばりつくさま、まとわりついて離れないようなさまを表わす語。
魔風恋風(1903)〈小杉天外〉後「油を塗った様にねっとりと光り」
② しつこく、ねばりつくような感じ態度であるさまを表わす語。
素足の娘(1940)〈佐多稲子二五「薄情さうなくせに、ねっとりねっとりと口をきく娘で」

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デジタル大辞泉 「ねっとり」の意味・読み・例文・類語

ねっとり

[副](スル)
とろりとしてねばりけのあるさま。また、ねばねばするさま。「ねっとり(と)した舌ざわり」
口調や態度などがしつこく感じられるさま。「ねっとり(と)した物言い
[類語](1粘っこい粘る粘つく粘りつくべたつくべとつくどろどろとろとろどろりにちゃにちゃねちねち粘り粘り気粘性ねばねばべたべたべとべとねとねとぎたぎたぎとぎとこてこてこってり脂ぎる脂っこい脂ギッシュオイリー/(2濃厚濃い濃密深いこまやか濃度色濃いくどいしつこい毒毒しいごてごて

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