デジタル大辞泉
「ごてごて」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ごて‐ごて
- [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
- ① 「こてこて」を強めていう語。
- [初出の実例]「煤と灰とをゴテゴテ顔へ塗って」(出典:花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉中)
- ② 物事が乱雑になっているさま、物事が入りくみ混雑し、もめるさまを表わす語。ごたごた。
- [初出の実例]「ソレそこへ二本入たらどむならんがな、なんじゃごてごてして、オオしんき」(出典:咄本・臍の宿替(19C中)二)
- ③ ぐずぐず言うさま、くどくど言うさまを表わす語。
- [初出の実例]「いろいろの事をごてごて言ふたのぢゃ」(出典:洒落本・箱まくら(1822)上)
- [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 [ 一 ]①に同じ。
- [初出の実例]「ごてごての色の中を〈略〉ゆたりゆたり泳ぐ朝鮮人の白服は」(出典:浅草紅団(1929‐30)〈川端康成〉三五)
- [ 3 ] 〘 名詞 〙 ある事をめぐって双方の間に起こるもめごと。ごたごた。
- [初出の実例]「子母沢との間にゴテゴテを繰返へした人物であります」(出典:法廷(1938)〈富沢有為男〉)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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