ウィリアム(2世)
うぃりあむ
William Ⅱ
(1056/60―1100)
イングランド王(赤顔王Rufus。在位1087~1100)。ウィリアム1世の第3子。父の寵愛(ちょうあい)を受けてその死後イングランド王となる。兄のノルマンディー公ロベールRobert Ⅱ(1051/54―1134。在位1087~1106)、バイユー司教オドらの反乱を切り抜け、ラナルフ・フランバードを起用して厳格な統治を展開し、聖職者叙任権をめぐってカンタベリー大司教アンセルムスとも対立した。ロベールの十字軍出征中ノルマンディー公領をゆだねられたが、狩猟中暗殺された。
[富沢霊岸]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報