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テンポ tempo

翻訳|tempo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

テンポ
tempo

音楽用語。元来は時,時間の意。音楽作品の速度規定。ラルゴ,アダージョ,アレグロプレストなど現在用いられている速度記号は 17世紀にイタリアで採用され,その後広く用いられるようになった。メトロノーム数による速度の規定はベートーベンによって始められた。テンポの選択は一般に音楽解釈上の重要な要素であるため,実際には演奏者や指揮者の曲の解釈によって決定される。

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デジタル大辞泉の解説

テンポ(〈イタリア〉tempo)

楽曲の演奏で、譜面に指定された速度。
物事の進みぐあい。「時代のテンポにあわせる」「急テンポ

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百科事典マイペディアの解説

テンポ

音楽用語。楽曲の速度のこと。速い・遅いは心理的なものであるが,人間の心臓の鼓動や歩く速さがその根底規準となっている。絶対的にはメトロノームによって示すことができる。

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大辞林 第三版の解説

テンポ【tempo】

進み具合の速さ。 「速い-で進行する」
音楽で、その楽曲に指定された速度。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

テンポ
てんぽ
tempoイタリア語

楽曲が演奏される速さを意味する音楽用語。イタリア語の原義は「時間」を意味する。17世紀の中ごろまでは、基本となる音符の音価(拍の単位)が人間の脈拍(毎分60~80)に一致させられており、そのためテンポは音符そのものによって自動的に決定されていた。しかし、しだいに作曲家はアダージョadagioやアレグロallegro、プレストprestoなどの用語を用いて、自己の楽曲の速さを指示するように変わっていった。この方法は、最初に広くイタリアで始められたため、その後、長い間イタリア語による表示が慣例となった。
 さらに18世紀の前半、メトロノームが発明されたことにより、作曲家はより正確に楽曲の速さを指定することができるようになった。なかでもベートーベンは、好んでこの方法を用いている。メトロノーム表示は、1分間に打つ拍数を示し、=72(1分間に4分音符を72回打つ)のように記される。
 非欧米諸国では、音楽の伝承が口伝による場合が多かったり、音楽そのものがかならずしも定量的にとらえられなかったりするため、西洋音楽で用いられているテンポの概念に相当するような音楽用語、ないし音楽実践はあまりみられない。[黒坂俊昭]

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