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トスカナ[州] トスカナ

百科事典マイペディアの解説

トスカナ[州]【トスカナ】

イタリア中部,リグリア海,ティレニア海に面する州。州都フィレンツェ。山がちでアルノ川河谷と海岸に狭い平野がある。小麦,ブドウ酒(キャンティ地方が有名),オリーブ,クルミなどを産し,エルバ島の鉄鉱,カララの大理石も有名。リボルノの造船業,プラトの毛織物業,ビオンビオの製鉄業などの工業が行われる。古代エトルリア人の居住地で,前3世紀にローマ領,8―11世紀はフランク領であった。12世紀の初めごろから各都市の自立性が強まり,ピサ,ルッカ,シエナ,フィレンツェなどが勢力を拡大。15―16世紀,フィレンツェはメディチ家の支配の下にルネサンス文化の中心となった。16世紀後半からトスカナ大公国となり1860年サルデーニャ王国に併合され,イタリアに統一された。2万2997km2。367万2202人(2011)。
→関連項目エトルリア

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世界大百科事典 第2版の解説

トスカナ[州]【Toscana】

中部イタリアの州。イタリア半島の西側に位置し,リグリア海,ティレニア海,アペニノ山脈に囲まれる。面積2万2900km2,人口353万(1994)。州都はフィレンツェ。北東のアペニノ山脈には標高2000mに達する山があり,全体として西側の海に向かって低くなっていく。アルノ川をはじめいくつかの川の流域と海岸部を除き,山と丘陵におおわれている。また,エルバ島ほかいくつかの島がある。気候は温和で,フィレンツェを例にとれば,月平均気温は1月4.7℃,7月24.6℃,年降水量840mmである。

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