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フランクリン Franklin, Benjamin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フランクリン
Franklin, Benjamin

[生]1706.1.17. ボストン
[没]1790.4.17. フィラデルフィア
アメリカの文筆家,出版業者,発明家,科学者,外交官,政治家。貧家の 17人兄弟の 15番目に生れ,印刷工になった。 1721年新聞『ニューイングランド・クーラント』紙を創刊。 31年フィラデルフィア読書愛好会を設立,49年にはフィラデルフィア・アカデミー (ペンシルバニア大学) の創設にも協力した。 46~47年電気の研究を行い,雷が電気現象であることを証明し,49年避雷針を考案した。また,正,負の帯電状態を電気流体の過不足として説明した。 51年には有名な『電気に関する実験と観察』 Experiments and Observations on Electricityという書簡集を刊行。 54年オールバニ連合案を立案 (→オールバニ会議 ) 。 64~75年ペンシルバニアの代理人としてイギリスに駐在,65年イギリス議会で印紙税法に対する植民地人の立場を証言。 75年帰国,76年経済・軍事援助を求めるために大陸会議がフランスに派遣した使節団に加わってパリにおもむき,フランスとアメリカ植民地との同盟条約の締結に成功した。 83年パリ条約に調印後もフランスとアメリカとの通商条約の締結に尽力。 85~88年ペンシルバニア議会の議長をつとめた。 87年合衆国憲法制定会議に出席し,対立点の妥協に尽力した。『自叙伝』 Autobiographyは有名。

フランクリン
Franklin, Edward Curtis

[生]1862.3.1. ケンタッキーゲリ
[没]1937.2.13. カリフォルニア,パロアルト
アメリカの化学者。カンザス大学,スタンフォード大学教授。液体アンモニア中における各種の物質の溶解度導電率蒸気圧などについて測定・研究した。

フランクリン
Franklin, Frederic

[生]1914.6.13. イギリス,リバプール
[没]2013.5.4. アメリカ合衆国,ニューヨーク,ニューヨーク
イギリスの舞踊家。 1931年カジノ・ド・パリでデビュー,35~37年マルコワ=ドーリン・バレエ団を経て,38年バレエ・リュス・ド・モンテカルロに入り,44年メートル・ド・バレエとなる。 A.マルコワ,A.ダニロワらのパートナーをつとめた。 53年 M.スラベンスカとともに来日し,『欲望という名の電車』を踊って好評を博した。ワシントン・バレエ団,アメリカン・バレエ・シアターなどで要職についたこともある。

フランクリン
Franklin, James

[生]1697
[没]1735
アメリカの印刷業者。 B.フランクリンの兄。 1721~26年に"New England Courant"紙,1732年"Rhode Island Gazette"紙を発刊した。

フランクリン
Franklin, Sir John

[生]1786.4.16. リンカーンシャー,スピルズビー
[没]1847.6.11.
イギリスの北極探検家。 14歳で海軍に入る。 1818年北極探検に参加。 19年カナダ北部で陸路の北極探検を指揮。 25年第2回北極探検に出発し,約 3000kmにわたって北海岸を調査。 29年ナイト爵を授けられた。 36~43年タスマニア総督。 45年北西航路を求めて出発したが,行方不明となり,探検史上まれにみる 134名全員遭難という惨事を引起した。 59年死亡が確認された。フランクリン海峡は彼の名にちなみ命名。主著"Narrative of a Journey to the Shores of the Polar Sea" (1823) 。

フランクリン
Franklin, William

[生]1731
[没]1813.11.16.
イギリスのアメリカ植民地総督。 B.フランクリンの息子。 1757年父とイギリスに渡って教育を受け,63年ニュージャージー植民地総督に任命された。 65年の印紙税法をめぐってイギリス側の立場を取ったため,植民地人とも父とも仲たがいした。独立戦争中革命協議会によって逮捕され,のち 78年にイギリスに行き永住した。

フランクリン
Franklin, William Buel

[生]1823.2.27. ペンシルバニア,ヨーク
[没]1903.3.8. コネティカット,ハートフォード
アメリカの軍人。南北戦争の北軍の勇将。陸軍士官学校卒業,アメリカ=メキシコ戦争に参加。南北戦争ではブルランの戦いに参加したあとポトマック軍に配属され,対リッチモンド作戦 (1862) に准将として出陣,G.マクレラン将軍の退却を巧みに補う活躍をしたが,のちフレデリックスバーグの戦闘の不手ぎわを A.バーンサイドに非難された。 1866年陸軍を辞し,ハートフォードでコルト特許火器製造会社を経営した。

フランクリン
Franklin

アメリカ合衆国,ペンシルバニア州北西部にある町。ピッツバーグの北約 100kmに位置する。フレンチ川とアレゲニー川合流点にあり,戦略上の要衝にあたるため,1750年以降フランスとイギリス (のちアメリカ合衆国) がしばしば争い,それぞれの砦が築かれた。地名は B.フランクリンにちなむ。 1859年石油採掘が始り,最盛期には 200万バーレルを産出し,20世紀になって石油採掘の中心が南西部に移るまでは,アメリカ合衆国における産油製油中心地であった。人口 7329 (1990) 。

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デジタル大辞泉の解説

フランクリン(Benjamin Franklin)

[1706~1790]米国の政治家科学者。出版印刷業者として成功。稲妻放電現象を研究し、避雷針発明独立宣言起草委員となり、憲法制定会議にも出席した。

フランクリン(John Franklin)

[1786~1847]英国の探検家・軍人北極を探検し、北西航路を探査中に死亡。

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百科事典マイペディアの解説

フランクリン

米国のソウル歌手。1960年代のソウル・ミュージックをリードした一人。ゴスペル・ソング界の権威だったC.L.フランクリン牧師を父に持つ。幼いころからゴスペルを歌いながら育ち,その影響を強く受けた。

フランクリン

米国の政治家,著述家,科学者。初めフィラデルフィアで出版業者として成功,《ペンシルベニア・ガゼット》紙を発行。1732年―1757年《貧しきリチャードの暦》は大衆的好評を博した。
→関連項目菜食主義自伝シャルルフィラデルフィアペインロッキング・チェア

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デジタル大辞泉プラスの解説

フランクリン

Franklinアメリカ海軍の航空母艦。エセックス級航空母艦。1944年1月就役。名称は同国の政治家、ベンジャミン・フランクリンの名にちなむ。小笠原諸島攻撃、レイテ沖海戦などに参加。九州沖航空戦にて大きな損傷を蒙るも沈没を免れ、終戦を迎える。1947年退役。

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世界大百科事典 第2版の解説

フランクリン【Benjamin Franklin】

1706‐90
アメリカの政治家,文筆家,科学者。〈代表的アメリカ人〉と呼ばれる。ボストンのろうそく屋に生まれ,印刷業を営む兄の下で徒弟として勤め,1723年フィラデルフィアに移る。24年イギリスに渡り印刷技術をみがき,1726年に帰米後印刷・出版業に従事,《ペンシルベニア・ガゼット》紙の発行者となる。ことに32年より売り出された処世訓格言を付した《貧しいリチャードの暦》は大衆的な読物として好評を博し,年間1万部売れ,啓蒙的な思想家としての彼の名を高めた。

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大辞林 第三版の解説

フランクリン【Franklin】

〔Aretha F.〕 (1942~ ) アメリカの歌手。1960年代半ばにデビュー。ゴスペル、ジャズを取り入れ、力強く劇的な歌唱でレディ-ソウルの異名を持つ。
〔Benjamin F.〕 (1706~1790) アメリカの政治家・哲学者・科学者。独立に際し、大陸会議代表や独立宣言起草委員を務める。また、電気に関する「凧たこの実験」と避雷針の発明は有名。「自叙伝」は広く読まれた。
〔Rosalind Elsie F.〕 (1920~1958) イギリスの生物物理学者。 DNA の X 線回折により二重螺旋らせん構造発見に業績をあげた。

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図書館情報学用語辞典の解説

フランクリン

1706-1790.米国ボストン生まれ.政治家,外交官,科学者,著述家.少年の頃,父のローソク業や兄の印刷業を手伝い技術を身に付け,フィラデルフィアに赴いて印刷工となる.この頃仲間と会員制の読書会ジャントー・クラブ(Junto Club)を結成.1731年に共同で図書館を作ることを提案.50名の会員が出資して図書を購入し,フィラデルフィア図書館へと発展させ,後にこの図書館は米国の会員制図書館の母と呼ばれる.1776年米国独立宣言起草委員の1人に選出される.科学者として避雷針の発明,凧の実験などの業績がある.晩年は政治家,外交官として活躍した.

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世界大百科事典内のフランクリンの言及

【ノースウェスト・テリトリーズ】より

…州都イェローナイフ。カナダ全土の3分の1余りを占め,三つの行政区,マッケンジーMackenzie,キーウェーティンKeewatin,フランクリンFranklinに分かれる。面積337万9683km2,人口6万5800(1995)。…

【アカデミー】より

…強大な中央集権国家フランスにおいても,たとえばボルドーのアカデミーと《法の精神》の著者モンテスキューとの結びつきはきわめて重要である。アメリカ合衆国では,植民地時代の1743年にすでにB.フランクリンがフィラデルフィアにアメリカ哲学協会American Philosophical Societyを設立し,建国後の80年にはボストンでアメリカ学芸アカデミーAmerican Academy of Arts and Sciencesが発足した。 フランス大革命に際して国民公会は〈民主化〉のたてまえから,1793年に国内のアカデミーを廃止したが,2年後にフランス学士院Institut de Franceが五つのアカデミーを擁して発足,アカデミーは事実上の復活を見た。…

【アメリカ文学】より

… 18世紀になるとニューイングランドでは教会の権威が弱まってきたが,その中で宗教の再興をはかろうとしたエドワーズは《意志の自由について》(1754)などの神学的著述によって気を吐いた。しかしこの時代を引っ張ったのは,合理主義の精神に実用性と政治性を加え,文学的にもある種の結実を見せたフランクリンであろう。その《自伝》(1771‐89執筆,1818刊)は,これまで支配的であったニューイングランドの宗教的伝統を日常的モラルに転化し,自己を例にして人間の可能性を語ったところに意義がある。…

【グラス・ハーモニカ】より

…ガラスのコップや水盤などの縁を濡れた指でこすって発音させる楽器の一種。B.フランクリンが1761年,水盤を並べてペダルで回す機構を考案し,実用化したものが代表的。透き通る甘い音色で,18世紀後半から19世紀初頭の西欧で流行した。…

【電気】より

… このころになると,摩擦起電機と蓄電器とを使ったさまざまの静電気学的実験が,初めは宮廷で,後には民間でも一種の見世物として大いに流行した。たとえば,B.フランクリンが電気学の研究に志したのも,そのような電気実験の興行を見たのがきっかけであった。また,電気的衝撃を医療に用いる試みもこのころいくつか行われている。…

【図書館】より

…18世紀初頭以降はイギリス伝道協会の手で,教区図書館のため書物が送られた。また労働者がみずからの資力で維持し,自己啓発を図る組合図書館も次々と設立されるが,なかでもB.フランクリンが主導的役割を果たしたフィラデルフィア・ライブラリー・カンパニー(1731設立)は近代公共図書館の原型として高く評価される。 17世紀の後半から18世紀の終りまでは,自然と社会に対して人間の目が激しく注がれる時代であった。…

【奴隷廃止運動】より

…イギリス,フランス両国と比べて最も大きな相違はこの点であり,奴隷制廃止はアメリカの場合いっそう困難な状況にあったといえる。 植民地時代からクエーカー教徒をはじめ宗教的な立場から奴隷制に反対する気運はあったが,すべて個人的運動にとどまり,本格的な組織ができたのは1775年で,B.フランクリン指導のもとでフィラデルフィアに結成された奴隷制反対協会が初めである。それから18世紀末までの間に,南部の一部をも含む8州に奴隷制反対協会がつくられ,94年には各代表がフィラデルフィアに集まって会議を行った。…

【ペンシルベニア大学】より

アイビー・リーグの一つ。1740年設立の慈善学校をもとに,B.フランクリンの援助を得て,植民地時代の大学としては初めての無宗派大学として創設され,55年,フィラデルフィア大学College and Academy of Philadelphiaとして勅許状を得た(現大学名は1791年以降)。以来この大学は実利的,現世的で自由主義的な教育方針のもとに,教育・研究の近代化の先駆けとなり,伝統的な古典科目に加えて,現代言語,物理学,数学,経済学などをアメリカでは早期にカリキュラムにとり入れた。…

【魔方陣】より

…図1‐cのごとく対角線に平行な汎対角線(例えば14+16+23+5+7)がすべて定数65となるものを完全方陣という。このほかに八方陣で示すように相結,対称四和,フランクリン型などの性質がある。このようにいろいろの性質があるから作り方は一様でない。…

※「フランクリン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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