日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
モース(Wayne Lyman Morse)
もーす
Wayne Lyman Morse
(1900―1974)
アメリカの政治家。ウィスコンシン州生まれ。ウィスコンシン大学卒業後、ミネソタ大学で法律を学ぶ。1929年からミネソタ大学、オレゴン大学などで教鞭(きょうべん)をとったのち、1944年にオレゴン州選出連邦上院議員(共和党)に当選。1954年民主党に移籍。1968年の選挙で敗北するまで四期上院議員を務めた。1960年代にはベトナム戦争を一貫して批判し、ハト派上院議員として活躍。とくに大統領に白紙委任状を与えた1964年のトンキン湾決議にE・グリューニングとただ2人反対した上院議員として有名。
[藤本 博]
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