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リン脂質(燐脂質) りんししつphospholipid

世界大百科事典 第2版の解説

りんししつ【リン脂質(燐脂質) phospholipid】

複合脂質の一つで,リン酸エステルおよびホスホン酸エステルをもつ脂質の総称。ホスファチドphosphatideともいう。アルコールとして,グリセロールをもつグリセロリン脂質glycerophospholipid(またはphosphoglyceride)と,スフィンゴシンをもつスフィンゴリン脂質sphingophospholipidに大別される。リン脂質はいずれも極性のある脂質であり,遊離の状態でもわずかに存在しているが,生体膜の重要な構成成分となっている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のリン脂質(燐脂質)の言及

【リン(燐)】より

… なお,黄リンは皮膚に触れると火傷を起こし,毒性が強いのでゴム手袋,ピンセットなどで取り扱い,水中,暗所に保存する。【漆山 秋雄】
[生体とリン]
 リンは生体の必須構成元素の一種で,生体内ではほとんどがリン酸として存在し,核酸リン脂質,リンタンパク質,その他の化合物となり,さまざまな機能を果たす。核酸中ではリン酸ジエステルとして,糖とともにポリヌクレオチド鎖の骨格を形成する。…

※「リン脂質(燐脂質)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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