デジタル大辞泉 「そっくり」の意味・読み・例文・類語 そっくり [形動]非常によく似ているさま。「父親にそっくりな顔」[副]欠けることのないさま。そのまま。残らず。全部。「昔の建物がそっくり残る」[類語]()瓜二つ・生き写し・丸写し・そのまま・酷似・相似・似通う・似る・似寄る・似寄り・似付く・類する・類似・近似・肖似・疑似・空似・もどき・紛い・偽・紛らわしい・似非・カーボンコピー/()すべて・みな・何もかも・ことごとく・なべて・悉皆しっかい・残らず・余すところなく・漏れなく・逐一ちくいち・すっかり・洗い浚ざらい・一から十まで・くまなく・根こそぎ・虱潰し・あまねく・満遍ない・万事・一切・一切合財・丸ごと・ごっそり・すっぽり・いちいち・細大漏らさず・何でもかんでも・根掘り葉掘り 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「そっくり」の意味・読み・例文・類語 そっくり [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )① 全体をそのままの状態にしておくさまを表わす語。そのまま。[初出の実例]「ヲット馬ぐそのなへところへそっくりおいてくんねへ」(出典:洒落本・売花新駅(1777)閨中きぬぎぬ)「秘密を、ここまで持って来た儘蓋を開けずに、そっくり持って帰らうと」(出典:雁(1911‐13)〈森鴎外〉一一)② あます所のないさまを表わす語。のこらず。すべて。みな。[初出の実例]「そっくりとぢぢいになったは浦嶋」(出典:雑俳・柳筥(1783‐86)二)「賄(まかなひ)も何もそっくり為て呉れる筈であるが」(出典:福翁自伝(1899)〈福沢諭吉〉始めて亜米利加に渡る)③ きわめてよく似ているさまを表わす語。まるで。さながら。[初出の実例]「そっくりと大津の鬼や寒念仏」(出典:俳諧・八番日記‐文政二年(1819)一〇月)[ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 きわめてよく似ているさま。[初出の実例]「なりふりも親そっくりの子猫哉」(出典:俳諧・文政句帖‐七年(1824)一二月) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by