デジタル大辞泉 「面皮」の意味・読み・例文・類語 めん‐ぴ【面皮】 1 つらの皮。「鉄面皮」2 世間に対する面目。体面。「実を吐けば合さるべき―は無い」〈露伴・辻浄瑠璃〉[類語](2)名な・名聞・面目めんぼく・体面・面子メンツ・一分いちぶん・沽券こけん・声価・信用・信望・信しん・信頼・信任・人望・定評・評判・暖簾のれん・覚え・名望・声望・徳望・人気・魅力・受け・名声・美名・見栄みえ・世間体・体裁・肩身 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「面皮」の意味・読み・例文・類語 めん‐ぴ【面皮】 〘 名詞 〙① つらのかわ。[初出の実例]「換面に面授し、回頭に面授あらんは、面皮厚三寸なるべし。面皮薄一丈なるべし。すなはちの面皮、それ諸仏大円鏡なるべし」(出典:正法眼蔵(1231‐53)面授)② 世間の人に対する面目。世間への顔向け。[初出の実例]「隆云、為二上意一可レ勤之由被二仰出一者可レ被レ勤。為二鹿苑院之面皮一以二私義一被レ白、不レ可レ勤之義也云々」(出典:蔭凉軒日録‐文明一九年(1487)六月二〇日)「御所様御附の御徒浪人は盗賊かたり同前に江戸中にて評判致し、拙者共面皮にかかり候間」(出典:浮世草子・世間御旗本容気(1754)二)③ へつらい。[初出の実例]「嗜み者奇特とうときなとと、めんひにてとなへたて候」(出典:結城氏新法度(1556)八七条) つら‐の‐かわ‥かは【面皮】 〘 名詞 〙① 顔面の表皮。つらかわ。[初出の実例]「日本に人を罵るにつらの皮をはっつけにして、くれいてなんととては面皮をはいて張て置事か罪科の条にありけなそ」(出典:史記抄(1477)一六)② ⇒いいつらのかわ(好面皮) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
普及版 字通 「面皮」の読み・字形・画数・意味 【面皮】めんぴ つらの皮。〔裴子語林、輯本下〕賈充、孫に問うて曰く、何を以てか、好んで人の面皮を剝(は)ぐと。曰く、其の顏の厚きをめばなりと。字通「面」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「面皮」の意味・わかりやすい解説 面皮めんかわ 柱の四隅の面にだけ樹皮を残す手法,またはその柱。一般に日本建築では丸柱や角柱が使われるが,近世になると茶室や数寄屋風建築などに自然のままの材料が好まれ,意匠上の趣向から面皮柱が多く用いられた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by