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しん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


しん

(1) belief ある事柄や主張を,それ自体で納得するのではなく,それを支える権威のために受入れること。信憑性の合理性によって正信または迷信の区別,その確実の度合いによって疑い,憶測,確信などの区別がある。内的態度としては信頼を伴った絶対的帰依をいう,この意味で信念ともいう。 (2) śraddhā 仏道修行者のための最初の階位。原語の śraddhāは無条件に信愛するという意味のバクティ bhaktiとは異なり,心を清浄にして理解をもって信じるという意味である。 (→信仰 )

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デジタル大辞泉の解説

しん【信】

[名]
うそのないこと。まこと。誠実。「を示す」
疑わないこと。信用。信頼。「を置く」
帰依すること。信仰。信心。「を起こす」
[接尾]助数詞。特定の発信人から届く通信の着順を表すのに用いる。「第二

しん【信】[漢字項目]

[音]シン(呉)(漢) [訓]まこと
学習漢字]4年
言行にうそ偽りがないこと。まこと。「信義忠信背信
まことと思う。疑わない。「信条信託信任信念信用信頼過信確信誤信自信所信盲信
神仏を信じて帰依する。「信教信仰信者信心信徒狂信篤信
遠くまで届く合図や便り。「信号信書音信(いんしん・おんしん)交信私信書信通信電信発信返信来信
約束のしるし。あかし。わりふ。「印信(いんじん)
信濃(しなの)国。「信州上信越
[名のり]あき・あきら・こと・さだ・さね・しげ・しの・ただ・ちか・とき・とし・のぶ・のぶる・まさ・みち
[難読]信天翁(あほうどり)信濃(しなの)

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大辞林 第三版の解説

しん【信】

[1] ( 名 )
あざむかないこと。いつわらないこと。忠実なこと。まこと。儒教では五常の一つとされる。
疑わないこと。信頼すること。信用。 「 -を失う」
宗教に帰依すること。また、信仰する心。信心。 「 -をおこして、戒を持たもちて/今昔 19
( 接尾 )
助数詞。序数詞に付いて、特定の発信人から来た通信の着順を表すのに用いる。 「アメリカからの第一-」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


しん

一般には、真実で偽りのないことをいう。
(1)儒教においては、五常(仁・義・礼・智(ち)・信)の一にあげられ、友情に厚く友を欺かないことをいう。
(2)仏教では、サンスクリット語シュラッダーraddhあるいはプラサーダprasda(信仰の意)の訳語。仏陀(ぶっだ)の教えを信ずることによって、心が澄み、清らかになることをさす。『倶舎論(くしゃろん)』4には「信とは心をして澄浄(ちょうじょう)ならしむ」とあり、倶舎宗ではあらゆる事象を75種の実体に分け、それを5大別した分類法(五位法)の中の心所法の一部にあげている。すなわち、心の働き(心所)のうちで、すべての善心と相伴うもの(大善地(だいぜんじ)法)の一とされる。また悟りに至る種々の修行を37に分類した三十七菩提(ぼだい)分法(三十七道品)のなかの五根(信・勤(ごん)・念(ねん)・定(じょう)・慧(え))の一とされる。
 なお、ヒンドゥー教で説かれる「信仰」バクティbhaktiは、神に対する信愛・献身的な信仰であり、仏教で説く「信」raddhとは異なる。[小川 宏]

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世界大百科事典内のの言及

【信心】より

…神や仏の力を信じ,これに帰依し,もろもろの願をかける心。したがって宗教に入る第一歩が信心である。…

※「信」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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