デジタル大辞泉 「類」の意味・読み・例文・類語
るい【類】[漢字項目]
[学習漢字]4年
1 互いに似た性質でまとめられるものの集まり。たぐい。「類別/衣類・魚類・穀類・種類・書類・
2 似ている。似たもの。「類義・類型・類似・類書・類例・類人猿/比類・無類」
3 同じ目にあう。まきぞえを食う。「類火・類焼」
[名のり]とも・なし・よし


 に作り、米+犬+頁(けつ)。米と犬とは神に供えるもの。頁は儀礼のときの儀容で、
に作り、米+犬+頁(けつ)。米と犬とは神に供えるもの。頁は儀礼のときの儀容で、 とは天を祭る祭名。その字はのち
とは天を祭る祭名。その字はのち に作る。〔説文〕十上に「種
に作る。〔説文〕十上に「種 相ひ似たり。唯だ犬を甚だしと爲す。犬に從ひ、
相ひ似たり。唯だ犬を甚だしと爲す。犬に從ひ、 (らい)聲」とするが、犬は犬牲。天を祭るのには、犬を焼いて、その臭いを昇らせた。〔書、舜典〕「肆(ここ)に上
(らい)聲」とするが、犬は犬牲。天を祭るのには、犬を焼いて、その臭いを昇らせた。〔書、舜典〕「肆(ここ)に上 に
に す」、〔詩、大雅、皇矣〕「是(ここ)に
す」、〔詩、大雅、皇矣〕「是(ここ)に し是に
し是に (ば)す」など、みな天を祭ることをいう。〔皇矣〕にまた「克(よ)く
(ば)す」など、みな天を祭ることをいう。〔皇矣〕にまた「克(よ)く にして克く
にして克く 」のように、類善の意に用いる。天意にかなうということであるらしく、〔楚辞、九章、懐沙〕「吾(われ)將(まさ)に以て
」のように、類善の意に用いる。天意にかなうということであるらしく、〔楚辞、九章、懐沙〕「吾(われ)將(まさ)に以て (のり)と爲さんとす」のように、典則・規範の意ともなる。倫と声義の関係があろう。〔段注〕に
(のり)と爲さんとす」のように、典則・規範の意ともなる。倫と声義の関係があろう。〔段注〕に と
と とを古今の字とし、「種の
とを古今の字とし、「種の 多なること、米の如きなり」とするが、当時の米がそのように多種であったとは考えがたい。類の原義は、のち形声字の
多なること、米の如きなり」とするが、当時の米がそのように多種であったとは考えがたい。類の原義は、のち形声字の (るい)によって示されている。
(るい)によって示されている。 トモガラ・タネ・ニタリ・ゴトシ・シナ・タグヒ・ヨシ・オホムネ・ワルイ
 トモガラ・タネ・ニタリ・ゴトシ・シナ・タグヒ・ヨシ・オホムネ・ワルイ liu
liu t、倫liu
t、倫liu nは声義の関係があり、比類・比倫のようにいう。〔列子、仲尼〕に「
nは声義の関係があり、比類・比倫のようにいう。〔列子、仲尼〕に「 に
に (そむ)き倫に反す」の語がある。類善の意はあるいは賚l
(そむ)き倫に反す」の語がある。類善の意はあるいは賚l 、
、 (頼)latと関係のある用義であろう。
(頼)latと関係のある用義であろう。 類・儕類・纂類・残類・士類・史類・事類・失類・殊類・種類・醜類・従類・出類・庶類・生類・触類・親類・人類・絶類・善類・族類・畜類・蟄類・儔類・鳥類・党類・等類・同類・
類・儕類・纂類・残類・士類・史類・事類・失類・殊類・種類・醜類・従類・出類・庶類・生類・触類・親類・人類・絶類・善類・族類・畜類・蟄類・儔類・鳥類・党類・等類・同類・ 類・抜類・万類・比類・品類・不類・部類・物類・分類・朋類・無類・毛類・与類・余類・乱類・僚類・倫類・連類
類・抜類・万類・比類・品類・不類・部類・物類・分類・朋類・無類・毛類・与類・余類・乱類・僚類・倫類・連類出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
伝統的論理学で、一つの概念Aが、もう一つの概念Bを包むとき、AをBの類概念、BをAの種(しゅ)概念とよぶ。また、それぞれの概念の外延を、互いに類classと種とよぶ。たとえば、動物は人間に対し類であり、人間は動物に対し種である。また、動物は生物に対し種speciesであり、生物は動物に対し類である。このように類と種とは相対的な概念である。集合のことばでいうと、一つの集合と、その部分集合ないし元(げん)との関係が、類と種との関係になる。とくに生物学などでの分類には、類と種との関係が盛んに使われる。
公理的集合論では、より大きな集合の元となりうる普通の集合を狭義の集合とよび、元をもちうるが、それを集めても集合をつくることができないような大きな集合と、この狭義の集合とをあわせたものを類とよぶ。これは、抽象の原理、すなわち、「一つの条件を満たすものの全体が一つの集合をなす」を乱用すると矛盾がおこるので、これを防ぐために考えられた区別である。
類や種に、個物と同様な実在性を認めるかどうかという問題は、いわゆる普遍の問題になる。
[吉田夏彦]
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...