デジタル大辞泉 「収」の意味・読み・例文・類語 しゅう【収〔收〕】[漢字項目] [音]シュウ(シウ)(漢) [訓]おさめる おさまる[学習漢字]6年1 取り入れる。取りこむ。おさめる。「収益・収穫・収入・収容・収録・収賄/回収・吸収・徴収・撤収・買収・領収」2 取りまとめる。まとまる。「収拾・収束」3 とり押さえる。「収監/押収」4 引きしまる。「収縮・収斂しゅうれん」5 手に入る金銭。取り高。「収支/月収・減収・増収・年収」[名のり]おさむ・かず・さね・すすむ・なお・なか・のぶ・もと・もり・もろ 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「収」の意味・読み・例文・類語 おさんをさん【収】 〘 名詞 〙 江戸時代、仮名暦の中段にしるされた日々の吉凶を示す十二直(じゅうにちょく)の一つ。諸事に吉であるとされている日。[初出の実例]「おさんばかりで暦には茂兵へなし」(出典:雑俳・柳多留拾遺(1801)巻八上) しゅうシウ【収】 〘 名詞 〙 農作物などを、取り入れたもの。収穫。[初出の実例]「此他猶大麻、亜麻、楓糖、楓蜜、及び秣草の収あり」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「収」の読み・字形・画数・意味 収常用漢字 5画(旧字)收人名用漢字 6画 [字音] シュウ(シウ)[字訓] おさめる・もつ・とらえる・おさまる[説文解字] [字形] 会意旧字は收に作り、(きゆう)+攴(ぼく)。は〔説文〕三上に「相ひ繚(きうれう)するなり」とあって、強く縄なうようにまきつける意。攴はそれを締めあげる方法を示す。收は〔説文〕三下に「捕(と)るなり」と捕縛する意とし、また声の字とするが、縄なうように縛りあげる意。すべてものを収束することをいう。[訓義]1. おさめる、とりいれる、まとめる。2. もつ、あつめもつ。3. とらえる、とる、うばう。4. おさまる、おわる。5. ととのう、やむ。[古辞書の訓]〔名義抄〕收 ヲサム・ノゴフ・コモル・アキナフ・トラフ/收拾 ツムグ 〔字鏡集〕收 カラム・ノゴフ・アツム・トラフ・オサフ・オサマル・トル・アキナフ・コモル[声系]〔説文〕は、收声の字として(きょう)を収めるが、字は收声でなく、の声をとる字である。[語系]收sjiuは・(糾)・kyuと声異なり、は(交)ke系統の語である。従って收は会意とするのがよい。[熟語]収按▶・収夷▶・収▶・収益▶・収捐▶・収掩▶・収押▶・収課▶・収回▶・収刈▶・収劾▶・収獲▶・収穫▶・収監▶・収求▶・収救▶・収去▶・収禽▶・収禁▶・収▶・収▶・収戟▶・収検▶・収効▶・収穀▶・収魂▶・収▶・収支▶・収事▶・収執▶・収取▶・収聚▶・収輯▶・収拾▶・収縮▶・収▶・収恤▶・収書▶・収拭▶・収贖▶・収心▶・収身▶・収審▶・収成▶・収税▶・収責▶・収▶・収租▶・収束▶・収粟▶・収治▶・収置▶・収貯▶・収▶・収孥▶・収帑▶・収贖▶・収納▶・収縛▶・収発▶・収附▶・収賦▶・収撫▶・収伏▶・収復▶・収捕▶・収募▶・収没▶・収誉▶・収用▶・収容▶・収養▶・収攬▶・収纜▶・収虜▶・収領▶・収繚▶・収綸▶・収涙▶・収斂▶・収▶・収▶・収録▶・収賄▶[下接語]雨収・掩収・押収・稼収・回収・吸収・減収・査収・坐収・拾収・秋収・招収・収・接収・増収・蔵収・台収・反収・徴収・撤収・田収・日収・農収・買収・風収・没収・領収 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報