変格(読み)ヘンカク

デジタル大辞泉 「変格」の意味・読み・例文・類語

へん‐かく【変格】

本来規則形式に合っていないこと。変則。
変格活用」の略。
[類語]変則破格イレギュラー変則的異例珍しい異常特異異状非常別条異様奇警法外理不尽非理不条理不合理非合理れる脱線狂い踏み外す逸脱ずれるずれ型破り例外例外的風変わり格外

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精選版 日本国語大辞典 「変格」の意味・読み・例文・類語

へん‐かく【変格】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 本来の格式や規則からはずれていること。正格でないこと。変則。
    1. [初出の実例]「それがあまりなる変格をいふも」(出典:俳諧・也哉抄(1774))
    2. [その他の文献]〔李嗣真‐論書〕
  3. へんかくかつよう(変格活用)
    1. [初出の実例]「此四種の活の同じたぐひにていささか活ざまの異なるありそをかりに変格と名づけて其詞ある行(くだり)の図に出せり」(出典詞八衢(1808)上)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「変格」の意味・わかりやすい解説

変格
へんかく
reduction

還元ともいわれ,定言的三段論法中の妥当なる推理格式であることを明らかにするため,当該の式を換質 (→換質法 ) ,換位 (→換位法 ) して第一格の式に帰着させる変形のこと。 (→戻換 )

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普及版 字通 「変格」の読み・字形・画数・意味

【変格】へんかく

変則。

字通「変」の項目を見る

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