姫路[市](読み)ひめじ

百科事典マイペディア 「姫路[市]」の意味・わかりやすい解説

姫路[市]【ひめじ】

兵庫県南西部の市。1889年市制。播磨(はりま)平野の中央から内陸の山地一帯に位置し,南は播磨灘に臨み,沖合の家島諸島を含む。古くから海陸交通の要地で姫路城(世界遺産)の城下町宿場町として繁栄。明治以降第2次大戦中までは軍都で,鉄鋼を中心とした重化学工業が発展,穀倉地帯を背景とした県西部の中心であった。戦後は飾磨(しかま),広畑などの工業地帯を合併,鉄鋼・石油精製・化学・電機,地場産業として皮革,鎖製造などをもつ播磨工業地帯の中核として発展。近年は先端技術産業の立地も進む。手柄山中央公園,円教寺などがある。山陽本線・新幹線が通じ姫新(きしん)線,播但線の分岐点。山陽電鉄,山陽自動車道も通じる。2006年3月飾磨郡夢前町,家島町,神崎郡香寺町,宍粟郡安富町を編入。534.47km2。53万6270人(2010)。
→関連項目飾磨津播但線福泊

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