(読み)ちゅう

精選版 日本国語大辞典 「宙」の意味・読み・例文・類語

ちゅう チウ【宙】

〘名〙
そら大空宇宙。虚空。また、地面から離れた空間空中
平家(13C前)二「馬よりとって引おとし、ちうにくくって西八条へさげて参る」
真鶴(1920)〈志賀直哉〉「三浦半島が遠く薄暮の中に光った水平線から宙へ浮んで見られた」
② 経過する時間。無限の時間。古往今来。〔淮南子‐斉俗訓〕
音声文字などの助けを借りないで、記憶や勘だけにたよること。そら。
信長公記(1598)一二「一切経の内、何れの所に如何様の文字これありと、中にて申す程の物知りの由候」

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デジタル大辞泉 「宙」の意味・読み・例文・類語

ちゅう〔チウ〕【宙】

そら。大空。また、地面から離れた所。空中。「胴上げでからだがに舞う」
そらで覚えていること。暗記していること。「小説一節で言う」
[類語]空中天空天穹てんきゅう穹窿きゅうりゅう蒼穹そうきゅう太虚たいきょ上天天球青空青天井くう虚空こくう中空ちゅうくう中天上空大空低空高空

ちゅう【宙】[漢字項目]

[音]チュウ(チウ)(漢)
学習漢字]6年
果てしない大空。「宇宙
[名のり]おき・ひろし・みち

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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