廿日市[市](読み)はつかいち

百科事典マイペディア 「廿日市[市]」の意味・わかりやすい解説

廿日市[市]【はつかいち】

広島県南西部,広島湾に面する市。1988年市制。中心の廿日市は中世以来山陽道の要衝で,毎月20日に市が開かれた。近世には広島城下玖波宿の間の宿駅で,奥地から運ばれる林産物集散でも栄えた。山陽本線,広島電鉄,山陽自動車道,広島岩国道路が通じ,隣接する広島市からの転入者も多く,大規模な住宅団地が増加。臨海部の埋立地に木材工業団地ができるなど,木工業が盛ん。酒造カキ養殖も行われる。厳島(いつくしま)神社のある宮島瀬戸内海国立公園に属する。2003年3月,佐伯郡佐伯町,吉和村を,2005年11月佐伯郡宮島町,大野町を編入。489.48km2。11万4038人(2010)。

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