精選版 日本国語大辞典 「房」の意味・読み・例文・類語
ぼう バウ【房】
[1] 〘名〙
① へや。つぼね。特に堂のかたわらの小部屋など。〔十巻本和名抄(934頃)〕
② =ぼう(坊)(一)④〔名語記(1275)〕
③ =ぼうこ(房戸)
※続日本紀‐養老元年(717)一一月甲辰「遣唐使水手已上、一房徭役咸免」
④ 「かんぼう(監房)」の略。
※良人の自白(1904‐06)〈木下尚江〉続「お浪と梅次は、別々の房(バウ)に不審の胸を押へて考へて居た」
※宗五大草紙(1528)衣装の事「すはう袴かたぎぬ小袴などの紋の事〈略〉房小者は人の目に立候やうになるが能候」
⑦ 雑用に召し使われる人。
※鵤荘引付‐永正一一年(1514)「五百文〈略〉二百文 同方房与レ之」
⑧ 「にょうぼう(女房)」の略。
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