徒然(読み)ツレヅレ

デジタル大辞泉 「徒然」の意味・読み・例文・類語

つれ‐づれ【徒=然】

《「連つれ連づれ」の意》
[名・形動]
1 することがなくて退屈なこと。また、そのさま。手持ちぶさた。「読書をして病床の徒然をまぎらわす」
「―な舟の中は人々の雑談で持切った」〈藤村・破戒〉
2 つくづくと物思いにふけること。
「―も慰めがたう、心細さまさりてなむ」〈源・賢木〉
3 しんみりとして寂しいこと。また、そのさま。
「いと―に人目も見えぬ所なれば」〈源・東屋〉
[副]
1 長々と。そのままずっと。
「―と降り暮らして、しめやかなる宵の雨に」〈源・帚木〉
2 しんみりと寂しいさま。
「―とこもり居りけり」〈伊勢・四五〉
3 よくよく。つくづく。
「言ふ顔―うちながめ」〈浄・手習鑑〉
[類語](1)徒然とぜん・手持ち無沙汰・退屈・所在ない・持て余す・無聊ぶりょう・ひま・手透き・手明き・用無し・閑散・開店休業・寂寥せきりょう・寂寞せきばく・寂しい・物寂しい・さみしい・心うら寂しい・心こころ寂しい・侘わびしい・人恋しい・孤愁・人懐かしい・物恋しい・小寂しい・哀感・寂寞じゃくまく・索漠・落莫らくばく・蕭然しょうぜん・蕭蕭しょうしょう・蕭条しょうじょう・蕭殺しょうさつ・寥寥りょうりょう・すがれる・うらぶれる・さびれる・しみじみ・たそがれ・萎靡いび・愁い・さむざむ・センチメンタル・落日・廃れる・心うら悲しい・しんみり・むせぶ・哀愁・悲愁・憂愁・物悲しい・衰勢・物哀れ・落ちぶれる・物思わしい・切ない・衰退・衰残・哀切・諦観・春愁・幽愁・秋風索漠・愁思・秋思・愁然・衰亡・孤独・盛者必衰・やるせない・びんびん・切切せつせつ・痛切・切実・深刻・ひしひし・つくづく・じいん・心から・切せつ・苦しい・辛い・たまらない・やり切れない・憂うい・堪えがたい・しんどい・苦痛・悲しい・痛ましい・哀れ・悲愴ひそう・悲痛・悲傷・沈痛・もの憂い・断腸の思い・胸を痛める・胸が痛む・胸が塞がる・忍び難い・忍びない・見るに忍びない・見るに堪えない・けだるい・アンニュイ・胸が裂ける・胸が張り裂ける・胸がつかえる・胸が潰れる・胸がつまる・気を揉む・重苦しい・滅入る・気遣わしい・塞ぐ・塞ぎ込む・消沈・しょげる・しょげ返る・沈む・憂鬱・沈鬱・メランコリー・鬱・気鬱・気塞ぎ・鬱鬱・陰鬱・暗鬱・鬱屈・鬱結・鬱気うっき・鬱悶うつもん・鬱積・抑鬱・憂さ・鬱陶しい・悶悶もんもん・息苦しい・胸苦しい・悩ましい・憂うれい・有り難迷惑・不如意・惨憺さんたん・骨身にこたえる・骨身に沁しみる・遣る方ない・居ても立っても居られない・矢も盾たてもたまらない・哀惜・感傷的・胸が締め付けられる・身を切る

と‐ぜん【徒然】

[名・形動]何もすることがなく、手持ちぶさたなこと。また、そのさま。つれづれ。無聊ぶりょう。
「―の日を退屈そうに暮らしている」〈漱石・虞美人草〉
[類語]徒然つれづれ・手持ち無沙汰・退屈・所在ない・持て余す・無聊ぶりょう・ひま・手透き・手明き・用無し・閑散・開店休業・寂寥せきりょう・寂寞せきばく・寂しい ・物寂しい・さみしい・心うら寂しい・心こころ寂しい・侘わびしい・人恋しい・孤愁・人懐かしい・物恋しい・小寂しい・哀感・寂寞じゃくまく・索漠・落莫らくばく・蕭然しょうぜん・蕭蕭しょうしょう・蕭条しょうじょう・蕭殺しょうさつ・寥寥りょうりょう・すがれる・うらぶれる・さびれる・しみじみ・たそがれ・萎靡いび・愁い・さむざむ・センチメンタル・落日・廃れる・心うら悲しい・しんみり・むせぶ・哀愁・悲愁・憂愁・物悲しい・衰勢・物哀れ・落ちぶれる・物思わしい・切ない・衰退・衰残・哀切・諦観・春愁・幽愁・秋風索漠・愁思・秋思・愁然・衰亡・孤独・盛者必衰・やるせない・びんびん・切切・痛切・切実・深刻・ひしひし・つくづく・じいん・心から・切せつ・苦しい・辛い・たまらない・やり切れない・憂うい・堪えがたい・しんどい・苦痛・悲しい・痛ましい・哀れ・悲愴ひそう・悲痛・悲傷・沈痛・もの憂い・断腸の思い・胸を痛める・胸が痛む・胸が塞がる・忍び難い・忍びない・見るに忍びない・見るに堪えない・けだるい・アンニュイ・胸が裂ける・胸が張り裂ける・胸がつかえる・胸が潰れる・胸がつまる・気を揉む・重苦しい・滅入る・気遣わしい・塞ぐ・塞ぎ込む・消沈・しょげる・しょげ返る・沈む・憂鬱・沈鬱・メランコリー・鬱・気鬱・気塞ぎ・鬱鬱・陰鬱・暗鬱・鬱屈・鬱結・鬱気うっき・鬱悶うつもん・鬱積・抑鬱・憂さ・鬱陶しい・悶悶もんもん・息苦しい・胸苦しい・悩ましい・憂うれい・有り難迷惑・不如意・惨憺さんたん・骨身にこたえる・骨身に沁しみる・遣る方ない・居ても立っても居られない・矢も盾たてもたまらない・哀惜・感傷的・胸が締め付けられる・身を切る

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精選版 日本国語大辞典 「徒然」の意味・読み・例文・類語

つれ‐づれ【徒然】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. [ 一 ] 次から次へと物思いにふけること。ひとり寂しくはてしない物思い。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
    2. [ 二 ] ( 形動 ) 変化がなくて単調なさま。また、その結果、つまらないと思う精神状態をいう。
      1. ① やるべき事がなくて、手持ち無沙汰なさま。所在ないさま。退屈。無聊。
        1. [初出の実例]「いとつれづれなるをなん、慰めつべくておはせ」(出典:落窪物語(10C後)一)
      2. ② 何事もなく物寂しいさま。寂寥。
        1. [初出の実例]「いと、つれつれに、人目も見えぬ所なれば、引き入れてかくなんまいりきつる」(出典:源氏物語(1001‐14頃)東屋)
  2. [ 2 ] 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
    1. ① 一つの状態、ことがら、動作などが、変化も中断もなく、長く続くさまを表わす語。そのままずっと。
      1. [初出の実例]「まどひ来たりけれど死にければつれづれとこもり居りけり」(出典:伊勢物語(10C前)四五)
    2. ② 一つの動作に集中したり念を入れたりするさまを表わす語。つくづく。つらつら。
      1. [初出の実例]「つれつれ我身の上を按ずるに」(出典:三体詩素隠抄(1622)三)
      2. 「顔をつれづれ眺むれば」(出典:浄瑠璃・冥途の飛脚(1711頃)下)

徒然の派生語

つれづれ‐が・る
  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙

徒然の派生語

つれづれ‐げ
  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙

と‐ぜん【徒然】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. ① むなしいこと。何もすることがなくて手持ち無沙汰であること。無為に時を過ごすこと。退屈であること。また、そのさま。つれづれ。
    1. [初出の実例]「泣眼看々不曾厭、徒然奪レ魂亦損レ明」(出典:凌雲集(814)奉和観佳人蹋歌御製〈小野岑守〉)
    2. 「軍を止められければ、徒然(トゼン)に皆堪兼て」(出典:太平記(14C後)七)
  3. ② 空腹であること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「せうずこともなうてうえてとせんな腹中五臓六腑すみきって」(出典:玉塵抄(1563)二一)

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普及版 字通 「徒然」の読み・字形・画数・意味

【徒然】とぜん

ただそれだけ。漫然。〔後漢書、朱浮伝〕災異のほ見(あら)はるるは、豈に徒然ならんや。天は信なり。察せざるべからず。

字通「徒」の項目を見る。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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