デジタル大辞泉 「徒然」の意味・読み・例文・類語
つれ‐づれ【徒=然】
[名・形動]
1 することがなくて退屈なこと。また、そのさま。手持ちぶさた。「読書をして病床の
「―な舟の中は人々の雑談で持切った」〈藤村・破戒〉
2 つくづくと物思いにふけること。
「―も慰めがたう、心細さまさりてなむ」〈源・賢木〉
3 しんみりとして寂しいこと。また、そのさま。
「いと―に人目も見えぬ所なれば」〈源・東屋〉
[副]
1 長々と。そのままずっと。
「―と降り暮らして、しめやかなる宵の雨に」〈源・帚木〉
2 しんみりと寂しいさま。
「―とこもり居りけり」〈伊勢・四五〉
3 よくよく。つくづく。
「言ふ顔―うちながめ」〈浄・手習鑑〉
[類語](1)
と‐ぜん【徒然】
「―の日を退屈そうに暮らしている」〈漱石・虞美人草〉
[類語]