普及版 字通 「掛(漢字)」の読み・字形・画数・意味
掛
常用漢字 11画
(異体字)挂
9画
[字訓] かける・かかり
[字形] 形声
声符は卦(か)。卦は卜兆の数を土版にしるすもので、易の卦爻(かこう)をいう。〔易、辞伝上〕に「一を掛けて以て三に象る」とあり、筮竹を指にはさんで分ける意。のち懸の意となり、縊死することを「枝に掛く」のようにいう。
[訓義]
1. 挂(けい)と同字。かける、かかる。
2. 筮法の上から、わける、とる。
3. 国語では、上からかける、よる、たのむ、費用など、多くの使いかたがある。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕掛 カカル
[熟語]
掛画▶・掛冠▶・掛剣▶・掛甲▶・掛鉤▶・掛轂▶・掛軸▶・掛縄▶・掛心▶・掛席▶・掛単▶・掛▶・掛号▶・掛錫▶・掛漏▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報