朔風(読み)サクフウ

デジタル大辞泉 「朔風」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「朔風」の意味・読み・例文・類語

さく‐ふう【朔風】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「朔」は北方の意 ) 北の方から吹いてくる風。きたかぜ。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「夕宿煙霞朔風」(出典凌雲集(814)和左衛督朝臣嘉通秋夜寓直周廬聴早雁之作〈嵯峨天皇〉)
    2. 「朔風(サクフウ)はげしく吹おろせば」(出典:読本・昔話稲妻表紙(1806)五)
    3. [その他の文献]〔夏侯湛‐雑詩〕

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普及版 字通 「朔風」の読み・字形・画数・意味

【朔風】さくふう

北風。魏・阮籍〔詠懐、八十二首、十六〕詩 風、嚴(はげ)しくし 陰氣、霜下る

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